「北京ダック」
東京・中目黒には1人前1000円台で北京ダックが食べられるお店があるという。
何それ、価格破壊なんですけど! でも本当に美味しいの? 気になったので実際に食べに行ってみた!
・北京ダック1人前が1500円
リーズナブルな価格で北京ダックが食べられる『北京ダックモンスター』。突撃したのは、中国在住経験あり、現地の専門店『鴨王(ヤーワン)』に通いつめた私・沢井メグである。
『北京ダックモンスター』では、ランチ&ディナータイム通して、北京ダックを2人前3000円で提供している。1人1500円だ。高いのか安いのかよくわからない……と、思う人もいるかもしれないが、日本なら安いと言えるだろう。ただし、ウマくなければ意味がない。
・超オシャレな店内
目黒川沿いに位置するだけあって、お店は外観も内装も超オシャンティ。カフェみたいな感じだ。清潔でオシャレなお店は好感が持てるものだけど、中華に関しては一概にそうとも言えない。むしろ、小汚い店構えの方が本場の味という傾向にある。
だがしかし! 注文した北京ダックが運ばれてきた瞬間、その考えを改めた。これは本物かもしれない。なぜなら……!
・つけあわせの綿あめに本場を感じる
なんとタワー状になった綿あめの上に、アヒルの皮がのっていたのだ。綿あめというのは決して素っ頓狂な発想ではない。以前の記事でも紹介したが、中国では北京ダックに砂糖をつけて食べることがあるのだ。
砂糖をつけると、パリパリだったはずの皮がジュワァアァァァと口の中で溶け、濃厚なアヒルのウマミだけが残る。あの感覚は他では味わえないもの。食に関して変態的なまでのコダワリを見せる中国ならではと感動したものだ。
それを綿あめで表現しちゃうなんて、ヤダ、『北京ダックモンスター』さん、わかってらっしゃる!
・好吃得不得了!!!!
さて、北京ダックのセットには、北京ダック×綿あめのほか、キュウリ、ネギ、2種類のソース、小麦粉で作られた皮「烤鴨餅(カオヤーピン)」が含まれる。カオヤーピンに具材を巻き、まずは定番の甜麵醬(テンメンジャン)ベースのソースで味わってみる。
少し肉がついたアヒルの皮はパリパリジュワァァァ……甘いソースと絡まってジュワァァァ……さらに綿あめの砂糖パワーで皮がどんどんトロけていく。その濃厚なウマミを、シャッキシャキの野菜が受け止めてくれて、好吃得不得了!!!!(うますぎ!!!!)
これや、これですわ! かなり本場の味。もう1種類のアボカドソースにオシャンティー中華を感じたが、基本に忠実な真面目な北京ダックだと感じた。
・麻婆豆腐も非常好吃!!
そのほか、よだれ鶏や麻婆豆腐も食べてみたが、これもリアルな中国の味。麻婆豆腐はあのシビれる花山椒の量を自分で調整できる点が好(ハオ)。オシャレ中華にありがちな妙ちくりんなアレンジはなく、とにかく実直な味わいである。何食べても非常好吃!!(非常にウメェ!!)
ランチは、そのほか担仔麺なども提供されているが、ディナータイムだと北京ダックの肉の部分を使ったメニューも堪能できるとのこと。そうそう! 本場中国の北京ダック屋さんも肉の料理を出してくれるんだよねえ!!
・日本と中国のイイトコどり
目黒川を一望できる清潔&オシャレ店で、こんなに満足のいく中華を楽しめるとは思わなかった! 心から強力推薦!!(めっちゃオススメ!!)『北京ダックモンスター』は安いだけでなく、日本と中国のイイトコどりなお店だと言えるだろう。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 北京ダックモンスター
住所 東京都目黒区青葉台1-23-3
時間 ランチ 12:00~17:00 / ディナー 17:00~23:00
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼これが中目黒で堪能できる格安の北京ダック(2人前3000円)
▼注文を受けてから、皮をそぎ落としてくれていた。こういうの嬉しい!
▼綿あめタワー!!!!
▼こんなに大きい
▼見るからに美味しそうな北京ダック
▼ソースは甜麵醬ベースと、アボカドベースの2種類だ
▼まずは定番の甜麵醬から
▼いただきます!
▼ウホッ♪ 好吃~~~!
▼アボカドソースだとサッパリしてサラダみたいだ
▼両方つけてもイイ
▼麻婆豆腐(950円)は
▼ジャスミンライスつき!
▼そのままだと「辣(ラー:ピリ辛)」なお味。シビれる辛さ「麻(マー)」が欲しい人は粉山椒で調整しよう!
▼よだれ鶏(800円)
▼かき氷もやってた! 食事だけでなくカフェ利用しても良さそうである
▼酸味がかった辛さが食欲をそそる