年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

南都諸白から

2011年10月14日 | 趣味としての漬物
兵庫県伊丹市史を読んでいたら清酒の変遷が書いてあった。南都諸白(なんともろはく)から伊丹へ、幕末には灘へ上級の酒の地位が移っていたという。日本酒は奈良(南都)の寺院で清酒となった。それまでの濁っていた酒から清い透明な酒となった。南都諸白から酒を搾り出した後の粕から作った漬物が奈良漬となる。今では戦国時代には奈良が酒の名産地であった事は一部の人をのぞくと知られていない。

伊丹は今では空港で知られているが元々酒造業で発展した町であることがわかる。酒造には付随して酒樽製造業、酒を運ぶ輸送業(馬借・水運業)との問題が生じる。更に酒の価格変動とかコメの問題から酒製造制限とか色々な問題が生じていたことが伊丹市史から読み取れる。
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