相馬大助事件
もし福神漬の資料を調べていなければこの事件は知らなかっただろう。鶯亭金升日記に講談にもなった五右衛門長井の話はいくらグ-グルで検索しても講談話は出てこなかった。講談の話を調べてゆくうちに『天保水滸伝』に行き着き、千葉東部が関係することを知り、大原幽学と関係が見えてきた。飯岡助五郎も山口瞳著『血族』でそれほど悪人ではなく、飯岡の町にとって恩人でもあったという。飯岡の町外れに上永井という地名がある。ここは九十九里海岸の東端にある行部岬灯台のある所である。この永井という地名は江戸時代幕臣長井家の知行地の一部であった。五右衛門長井は長井五右衛門昌純のことを示すのだろう。
鶯亭金升日記昭和5年2月8日の日記で友人からの情報で相馬大助を捕縛したのは当時火付盗賊改の長井昌純という。岩手県史では長井昌純の評判は悪い。津軽藩から金銭をもらい、捕縛したという。
長井家の子孫である77さんはどう思っているのだろうか。この事件は『みちのく忠臣蔵』という小説にもなっていて、長井昌純は悪役、嫌われ役の仲間となってしまっているようだ。
もし福神漬の資料を調べていなければこの事件は知らなかっただろう。鶯亭金升日記に講談にもなった五右衛門長井の話はいくらグ-グルで検索しても講談話は出てこなかった。講談の話を調べてゆくうちに『天保水滸伝』に行き着き、千葉東部が関係することを知り、大原幽学と関係が見えてきた。飯岡助五郎も山口瞳著『血族』でそれほど悪人ではなく、飯岡の町にとって恩人でもあったという。飯岡の町外れに上永井という地名がある。ここは九十九里海岸の東端にある行部岬灯台のある所である。この永井という地名は江戸時代幕臣長井家の知行地の一部であった。五右衛門長井は長井五右衛門昌純のことを示すのだろう。
鶯亭金升日記昭和5年2月8日の日記で友人からの情報で相馬大助を捕縛したのは当時火付盗賊改の長井昌純という。岩手県史では長井昌純の評判は悪い。津軽藩から金銭をもらい、捕縛したという。
長井家の子孫である77さんはどう思っているのだろうか。この事件は『みちのく忠臣蔵』という小説にもなっていて、長井昌純は悪役、嫌われ役の仲間となってしまっているようだ。