大久保正義・昌估二人展

ご夫婦で毎年個展を開いている大久保正義さんと昌估さんの二人展は、毎年同じ会場の「ヒラマ画廊」で2月15日（月）まで開かれています。
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「大久保正義・昌估二人展」には、 アクリル・油・パステルで描かれた50Fから小品まで、お二人で16点ずつの計32点が展示されています。
北海道美術協会展（道展）や純生美術協会展の出品している正義さんは風景画、新ロマン派展に出品している昌估さんは花を主題にしています。
対象物を優れた描写力で追求し、緻密に構成した画面や工夫された色彩やコントラストなどを的確に表現した明るく爽やかな作品は好評です。
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大久保義作品の春の雪解け期の表現は魅力的で、特に大地と雪の対比や雪に注ぐ日光の表現は抜群です。

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大久保昌估作品の花へのこだわりは、多様な表現に挑む意欲が伝わって、素直に花を愛でる優しい思いも感じます。

連続して40年以上にもなる「大久保正義・昌估二人展」の毎年の開催にかける意欲と努力には敬服します。

大作を団体展に出品するだけに思えるアマチュア作家が多い傾向の中で、これだけの上質な作品を揃えて毎年発表を続けるのは希有なことだと思います。

この展覧会を観る度に啓発され、己の制作姿勢を反省させられます。