Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

冬のくらし-16(すべり止め)

2010-02-01 23:27:50 | インポート
バンクーバーオリンピック関係の報道で「受験生は気にしないで・・・」なんていう言い出しで、スケート競技の「スベリ」について、あれこれ説明していました。

確かに、受験生にとっての禁句は「 スベリ」ですが、「滑り止め」は受験生専用だけではありません。

今日は「滑り止めジャリ」の話です。

除雪車(除雪ドーザ)などが、除雪の際に雪道を圧しながらこすった後は、氷面(アイスバーン)になってしまいます。

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       除雪ドーザ

その上に雪が覆って見えなくなり、知らずにその部分を歩くと、勢いよく滑って転倒する場合が度々あるのです。
その他にもツルツル路面が多くなって、車は特に発進・停止・坂道・カーブ道路では緊張し気をつかいます。

こんな道路に「滑り止めジャリ」(2~5mmくらいの丸みがない壊石で、均質な多面体の砂利)を散布して、滑り止めにしています。

道路管理者が撒くのか、坂道・交通量の多い公道・バス路線に多く見られますが、道路脇にこの砂利を格納してある箱が設置され、必要に応じて誰でも使えるようになっている箇所もあります。白い雪面に黒いツブツブとなって見えるので、撒かれていることが、一見してわかります。

最近は、一般人も使えるようにDIY店などで市販されているのです。
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これを小さな袋に入れて「スベリ止め」のお守りにしている受験者もいるとか。

雪が融ける4月頃になると、この「滑る止めジャリ」が舗装道路一面を覆っている箇所も現れます。

これらを処理する清掃人が、せっせとかき集めて回収する姿をよく目にします。

滑り止めに効果があったスパイクタイヤ禁止以降は、スタッドレスタイヤ装着は必須で、現在はタイヤにチェーンを巻いている車を見たことがなく、チェーンを店頭で見かけることもありません。

滑り止めジャリ」に頼らず、その効果を過信せず、急停車・急ハンドルを止め、坂道やカーブ道では早めに減速しなければならないのですよねっ。