Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

転勤・退職の挨拶状

2007-04-07 22:04:00 | インポート
 先日コレクションの切手類の整理をした時に、古い葉書に挟まって出てきた挨拶葉書には
[~今度○○轉任に際しては是亦格別の御配慮御厚志を忝ふし誠に御禮の辭無く只々感銘罷在候今後は一層自重の上職責の満全を期し御高志に背かざらん覚悟に御座候間何卒乍勝手倍舊の後指導並御後援を賜り度懇願する次第に御座候~]とありました。

この古めかしく堅苦しい文体は、昭和15年(1940)に使われた父37歳頃の転勤挨拶状文面の一部です。
自分が同年代の時期に書いた文面を思い起こすと、内容の深さと重みに時代の流れを痛感します。

今日、新旧入れ替わりを知らされる退職挨拶状が届きましたが、文面は時代の流行がある感じがしました。
いわゆる団塊の世代が、新しい人生を歩み出す心意気と安堵感が伝わってきます。
特に手書きの添え文には、本音がにじみ出てうなずけます。

お疲れさま、ご苦労さまでした。

十分健康に留意されて、有意義にお過ごしください。

おっとっと、ちょっと先輩ぶってしまったかな。