モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

シングル ドカッティ

2014年09月13日 | メンティナンス
お客様より修理依頼 DUCATI250(多分マーク3)のナローモデルが入車した。



工房でも結構手がけたモーターサイクルなので修理の勝手は把握しているのだが、部品の入手がすんなり行かない。
今回の部品は、お客様が持ち込んでくれたので非常に助かる。

外したピストン↓



2NDリングが固着しているし、何やら傷も多く入っている。

オーバーサイズでボーリングと思っていたのだが、持ち込まれた部品はスタンダードピストンとスリーブ。



元のピストンがすでにオーバーサイズのようで、工程的にはシリンダーバレルの加工+ボーリングになってしまうので少々内燃機屋さんの手間賃が増える。

シリンダーヘッドの清掃中↓ EXバルブガイドが手で抜けてしまった。



ガイドの内径もガタが多いし、要交換なのだが 持ち込まれたパーツの中にはバルブ関係がない。

清掃したバルブ↓



インレットはまだ良いのだが、EXのバルブフェイスの荒れが酷い。

部品をどうするかお客様に相談ですねぇ。



#それにしてもナローフレームのDUCATIシングルは小さい。

比較で言ったらホンダCB90や125のシングル辺りの大きさ。

この小さな車体に250ccのパワーユニットだから旧車らしからぬ走りの良さ。

私も一時250ワイドケースと、250ナローモデルを持っていた事があるが共に気持ちの良い走りだった。

エンジンの造形や各パーツの雰囲気はやはり国産車では味わえないものだ。

文句なしの名車だろう。


コメント (2)
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