アクロポリス
初日のアテネ市内観光。
ぼくらのツアー一行25人は元気に出発。
アクロポリスに至り、岩だらけの道や大理石の階段を登る。
途中に見える遺跡群。
そうして見えてきた。
パルテノン神殿。
大きい。
修復工事の足場や重機は余計ながら、この工事は延々と続くらしいから仕方がない。
現地ガイドの説明では、この円柱には芯が入っており、レバノン杉が使われていたという。
修復では高価ながら、チタン製の芯柱が使われているそうだ。
ぼくはもっと白い神殿を想像していたが、やや黒ずんでいる。
これには大気汚染などが影響しているそうだ。
古代ギリシャへの憧れ
ぼくが古代ギリシャに強くひかれたのは、中高生の頃。
世界史の授業だった。
日本がまだ未開だった紀元前5世紀頃、もうこんな文明があったかと驚いた。
そのひとつはこうした建造物だけでなく、古代のデモクラシーへの驚きだった。
もちろん、女性は排除、また奴隷制の容認という限界からあえて「古代の」と形容されたそれではあったけれど。
もうひとつはソクラテスに代表される哲学をはじめとする知性についてだ。
それが多くの古代文明のなかで独自の様相を示しているように感じられたからだ。
( ソクラテス像 )
そんなわけでぼくにとってパルテノン神殿は古代ギリシャを象徴する憧れのまとだった。
とはいえ、当時の日本、海外旅行などは見果てぬ夢の時代。
いま、ここに立つ自分がとても不思議な気がしてならない。
アクロポリスから劇場を見下ろす
ちなみに、ツアー参加者や添乗員との雑談でよく聞かれた。
「ヘーッ、初めての海外旅行でギリシャへ!なんで?」と。
ギリシャというのは、イタリア、フランス、スイスなどを訪れ、もう旅行するところがなくなった人が行くというのが一般的らしい。
アクロポリスからアテネ市内を見おろす
トイレと水
ギリシャ在住の日本人ガイドから注意。
「水道水、飲めなくはありませんが、なるべくミネラル・ウォーターを買った方が安全です」
この話は聞いたことがある。
外国ではどこでもそうらしい。
さらに
「トイレで使った紙は流さないでください。トイレのそばにある専用容器に入れてください」
これには一同絶句。
ギリシャのトイレット・ペーパーは水に溶けず、つまるらしい。
それに配管の太さにも問題があるという。
「台北もそうやったで」という声。
紙捨て専用容器( 写真 右棚の下 )
ギリシャの日本製品
現地ガイドの話では、ギリシャでは日本の車や電気製品への信頼がとても高いという。
ぼくも歩きながら、どこの車が多いのかと注意してみた。
確かに日本車も走っているが、多いのは当然やはりヨーロッパ車。
なかでもプジョーが目立った気がした。
ガイドが言うには、ギリシャ人は日本製のものを買いたいが、とても高いそうだ。
関税の影響だという。
やはりEU域内の製品は有利なのだろう。
もっともバイクは小型スクーターを除けばホンダ、ヤマハが多い。
「ARAI」という看板を掲げたアテネ市内のヘルメット専門店。
ヘルメットも日本製が人気らしい。
( アテネ市内のメリナ・メルクーリ像 )
こうして初日の時差ボケに悩みつつ、アテネのホテル「クラウン・プラザ・シティ・センター」へ。
初日のアテネ市内観光。
ぼくらのツアー一行25人は元気に出発。
アクロポリスに至り、岩だらけの道や大理石の階段を登る。
途中に見える遺跡群。
そうして見えてきた。
パルテノン神殿。
大きい。
修復工事の足場や重機は余計ながら、この工事は延々と続くらしいから仕方がない。
現地ガイドの説明では、この円柱には芯が入っており、レバノン杉が使われていたという。
修復では高価ながら、チタン製の芯柱が使われているそうだ。
ぼくはもっと白い神殿を想像していたが、やや黒ずんでいる。
これには大気汚染などが影響しているそうだ。
古代ギリシャへの憧れ
ぼくが古代ギリシャに強くひかれたのは、中高生の頃。
世界史の授業だった。
日本がまだ未開だった紀元前5世紀頃、もうこんな文明があったかと驚いた。
そのひとつはこうした建造物だけでなく、古代のデモクラシーへの驚きだった。
もちろん、女性は排除、また奴隷制の容認という限界からあえて「古代の」と形容されたそれではあったけれど。
もうひとつはソクラテスに代表される哲学をはじめとする知性についてだ。
それが多くの古代文明のなかで独自の様相を示しているように感じられたからだ。
( ソクラテス像 )
そんなわけでぼくにとってパルテノン神殿は古代ギリシャを象徴する憧れのまとだった。
とはいえ、当時の日本、海外旅行などは見果てぬ夢の時代。
いま、ここに立つ自分がとても不思議な気がしてならない。
アクロポリスから劇場を見下ろす
ちなみに、ツアー参加者や添乗員との雑談でよく聞かれた。
「ヘーッ、初めての海外旅行でギリシャへ!なんで?」と。
ギリシャというのは、イタリア、フランス、スイスなどを訪れ、もう旅行するところがなくなった人が行くというのが一般的らしい。
アクロポリスからアテネ市内を見おろす
トイレと水
ギリシャ在住の日本人ガイドから注意。
「水道水、飲めなくはありませんが、なるべくミネラル・ウォーターを買った方が安全です」
この話は聞いたことがある。
外国ではどこでもそうらしい。
さらに
「トイレで使った紙は流さないでください。トイレのそばにある専用容器に入れてください」
これには一同絶句。
ギリシャのトイレット・ペーパーは水に溶けず、つまるらしい。
それに配管の太さにも問題があるという。
「台北もそうやったで」という声。
紙捨て専用容器( 写真 右棚の下 )
ギリシャの日本製品
現地ガイドの話では、ギリシャでは日本の車や電気製品への信頼がとても高いという。
ぼくも歩きながら、どこの車が多いのかと注意してみた。
確かに日本車も走っているが、多いのは当然やはりヨーロッパ車。
なかでもプジョーが目立った気がした。
ガイドが言うには、ギリシャ人は日本製のものを買いたいが、とても高いそうだ。
関税の影響だという。
やはりEU域内の製品は有利なのだろう。
もっともバイクは小型スクーターを除けばホンダ、ヤマハが多い。
「ARAI」という看板を掲げたアテネ市内のヘルメット専門店。
ヘルメットも日本製が人気らしい。
( アテネ市内のメリナ・メルクーリ像 )
こうして初日の時差ボケに悩みつつ、アテネのホテル「クラウン・プラザ・シティ・センター」へ。
パルテノン神殿の黒ずみやギリシャのトイレ事情等々、行ってみて初めてわかる事柄も旅の面白さですよね。
私は、腰痛悪化のため、今週末の釣行は見送ることにしました。
日本国内でも根本的には同じだと思いますが、面白いのはやはり行って、聞いてみて初めてわかる生活の話。
何よりも楽しみです。
腰痛の回復を祈ります。