稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

HIMARIのバイオリンに驚き

2023年11月26日 | 日々
 先日、「報道ステーション」でバイオリニスト HIMARI(吉村妃鞠)の紹介があった。

 まだ12歳だというが、
アメリカの超難関、カーティス音楽院に学び、世界が注目しているという。

 いったいどんな子なのか?と興味津々。 

 番組で演奏された曲は「カルメン幻想曲」。

 それを聴いて圧倒される思いだった。

 ただ、年齢からすると、「うまいっ!」というよりむしろ
「できすぎ」という違和感すら感じてしまったというのが正直なところ。

 かつてぼくがよく似た印象を受けたのは、
美空ひばりの「悲しき口笛」を初めて聴いたときのことだ。

 この歌はひばりの12歳のときのものだが、とにかくうまいのだ。

 けれども、ぼくにはそのうまさに、
まだ子供っぽさの残る歌声がどこか不釣り合いという、一種の違和感を抱いた記憶が今も残る。

 要は「できすぎ」という印象なのだ。

 それにしても HIMARI、彼女は12歳にして、音程の正確さはもとより、
間合い、強弱、緩急・・・すでにそうした要素を高いレベルでもっているようにみえる。

 しかし、そうした演奏は音楽あるいは曲についての
深い理解や思いが背後にあってこそのはず。

 ならば彼女は小学6年生という幼さで、
音楽理解の高い域に達しているのか、それとも指導による技術の習得の結果であるのか?

 そこのところがぼくにはよくわからない。 

 ただ、指導も才能あってこその開花であることは疑いない。

 大器 HIMARI、 この先の活躍に注目したい。
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