稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

心痛むネタニヤフ演説と米国議会

2024年07月26日 | 日々
 24日、イスラエルのネタニヤフ首相が米国議会で演説した。

 氏はガザへの攻撃を指してこう言った。
「これは文明同士の衝突でなく、文明と野蛮との衝突だ」と。

 だから文明側が勝利するためには、
米国とイスラエルが結束しなければならないのだと。

 ここでの「野蛮」との呼び方に
差別と憎悪に満ちたネタニヤフ首相の思いが見える。

 かつて虐げられてきたユダヤの民が
今やパレスチナの人々にその矛先を向けているかのようで、心が痛む。

 驚いたのは、その演説に大きな歓声をあげ、
ときには起立して拍手を送るたくさんの議員たちの姿だ。

     

 これがアメリカ国民を代表する意志なのだろうか。

 狂気のような異様ささえぼくには感じられる。

 演説に抗議の意思を表したり、欠席した議員たちもいたと聞くが、
少数であったとしても、それがせめてもの救いだ。

 が、あまりに遠い道のりに茫然となりそうだ。
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