稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

「ローカル ルール」

2013年10月25日 | 日々
 ヤマト運輸のクール宅急便。
 10℃以下で運ぶ「冷蔵」とー15℃以下の「冷凍」。

 ところが開けっ放しの保冷庫内での作業。
 ここで温度が上がっていたことがわかったらしい(「朝日」)。



 ファミマの配送拠点のひとつ、八王子センターでも同じことが。

 両者ともに定めた作業基準からの逸脱だという。
 これを「ローカル ルール」と呼ぶらしい。
 
 本社(本部)の決めたルールが末端で崩れている状況だ。

 こういう状況を内部努力で元に戻すのはむずかしい。

 たいていは表沙汰になってからだ。

 内部で「これはおかしいのでは?」などと気づいても
「現場はこうしかできっこない」
「本社(本部)のエリートに現場のことなどわかるか!」
 などの声に直面すればたじろぎは必至。

 昨今話題の阪急阪神ホテルズ。
 新阪急ホテルのシェフが「これは(表示の)シバエビではない」
 と気づきながらも言い出せなかった、このことにも通じる。

 ルールは崩れ始めれば際限ない。

 世の中、復元は結局内部告発などによる暴露しかないのか?

 と言っても、表沙汰にならなかったのでわからないものの、
 ひょっとすると強いリーダーが大なたをふるって再生したところもあるかもしれない。

 その想像に希望を託したい。
コメント
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