よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

アルバイト

2020年03月17日 | 農家の風景。

暑さ寒さも彼岸まで。。。日中は猛烈に寒い。





今年はふきのとうも若干早いか、

やはり食べたくなり ばっけ味噌つくりました。


今日は直売所当番。

お客さんの中には、待ち遠しいのか

『タラの芽、ありますか?』

と尋ねてくる人も。気が早い。


今日から助っ人アルバイト。甥っ子がやってきた。





高校2年。

山の片付けクライマックスなので、ヤングパワーと共にスカッと追込みたい。

早速発注した電気柵も明後日着く予定なので、設置までやっちゃいたい。




加工場仕事も特訓。






明日から久しぶりにお弁当二連チャン。

会合自粛続く中ありがたいです。

たけのこ焼売を仕込。

基本の味は10年もののclassicよっちゃんなんばん。

海老入れたらまた美味しくなりました。



イノシシ対策。

2020年03月15日 | Weblog

快晴の日曜日。

同級生が家族を連れて寄ってくれました。

小学生だった娘ちゃんは大学受験と聞いてビックリ。

年取るわけだ。

それでも、小学生当時からの素直さが全く失われてなくてとても感じがいい。

いい子育てしたんだなぁ〜と、羨ましく思う。

建築に進みたいと目がキラキラ。頑張って欲しいと心から思いました。

弟のちびっこが竹ブランコ乗りたい!

と裏山へ。






『公園のブランコと全然違うー!楽しい!』

と大いに気に入ってくれて、明日も来るー!と。

明日もこいよー!



子供が気に入ってくれると気合も入り、午後はカミさんと片付け。






イノシシが毎日のように来るようになり、

旨味を貯えたタケノコの新芽が次々と食い散らかされている。

あまりにひどいので、数年前に乾燥失敗したなんばん(唐辛子)を砕きながら侵入路付近に撒きまくる。


こっちがむせるほどで辛みは十分。こうなったらなんでもやる。

これでも心配は拭えない。

侵入路地帯はこれから竹が増える場所で、竹の柵も作れない開放感があるので、カミさんと話し電気柵を設置しよーと決めました。

山は干渉物が多いので心配ではありますが、こうなったら闘いだ。

流した汗を無駄にしたくはない。





ミニ竹やぶ会議。

2020年03月13日 | 農家ブランド



颯爽と竹林に渋いジープでハウンドドックな登場。七ヶ宿から海藤さんがやってきました。

海藤さんを通じて、竹が欲しい!との依頼があり作業。

サスティナブルエネルギー開発株式会社というところからの依頼。

亜臨界水装置という機械を使い、プラスチックを土に還す(土を造る?)事業を行っており、その研究のため、竹を使うのだそうです。

今騒がれる廃プラスチックの問題解決にもなりますが、逆に諸刃で「廃棄しちゃってもいいじゃん!」を助長しかねないものではありますが、途中副社長も来てくださり、じっくりとお話を伺うと、昔から循環社会を目指すために草の根的な活動から取り組まれており、我々と考え方はとても近い気がしました。

環境、自然と近いところから離れていない人が取り組むことは安心できます。




竹竹(チクチク)仲間にも手を借りて、目標の600キロはあっという間に終わり、

片付け作業をお手伝いいただきました。

子どもたちは自由に遊びを見つけます。











昼はまかないに筍たっぷりのおふかしとトン汁つくりました。

もう一踏ん張りしてオヤツは海藤さん特製「竹パン」も焼き、あんバターでうまかった。

竹パン、いいですね。


まったりのんびり。竹時間はいいもんです。


面白い竹を見つけたので持って帰り洗浄。農ドブルの器に使おうと思います。


手入れした山桜の脇芽。


うろになってて面白い。これもなにかに使おうと思います。



竹のヘゲ取りも毎晩寝る前に練習中。


岩出山で使われる「しの竹」はまだまだとても難しいですが、孟宗とか他の竹はだいぶ慣れてきました。

ざるやかごを編むなんて先の先の話ですが、

練習がてら簡単に作ってみて、今年は干したけのこ用にプラではなく自分で編んだかごで干したいな〜と妄想中。


こんな感じで。(高知・竹虎HPより)

3.11。

2020年03月11日 | 復興プロジェクト


まる九年。


梅が開花。

今だ5万人に迫る避難者の方がいらっしゃる中、やはり、

復興とはなんぞや? と考えてしまいます。

あの日の夜は雪が舞い猛烈に寒かったけど、薪ストーブで暖を取り家族3人一升瓶を空けて過ごしました。

これからどうなるのだろうか?

物理的にあらゆる繋がりが寸断されて、明日から〜、がとにかく不安だったのを強烈に覚えています。

あれから9年。同じ轍を踏まぬようにと【生活する】ための復興事業は進んできたように思います。

けれど【暮らし】という部分では、果たして被災した人もしてない人も、

復興、というのか、あの大災害を教訓として学んだことはなんだろう。と、思ってしまいます。



そんなことを考えつつ、午後からカミさんと竹林整備にもくもくと汗しました。

答えはわからないけれど、9年前、避難で鳴子に来ていた沿岸部の方と、

生活資金を稼ごうよ!と、一緒に竹やぶに入りました。 その時来たおじいちゃんが、

「あいやぁ〜・・・おらは家も車も畑もぜぇ〜んぶ、ね(無)ぐなったんだわー。

 こんな山持っててもったいねぇ〜ごだなやぁ〜・・・・」

と口にしたことが耳に残り、そこから竹やぶに手を入れ始めました。

よっちゃんなんばん売って稼ぐぞー! が一番でもいいのかもしれないし、

それが時代に合わせて【生活する】農家としての一つの道、手段なのかも知れない。

けれど、元をたどっていくと昔の人だって天災や災害に遭ってきた来たわけで、

そこを乗り越える時、感謝するのは耕せる畑や寝食を過ごす家よりも、自然。

そこに目が、意識が行っているのかどうか。。だからまた活かす知恵が生まれてくる。

だから【暮らしがたてられる】。

親父と話していても、最近、竹細工を習っているもう一回り上のじいちゃんでも、

最近亡くなった青田さんの言葉からも、そういうのをすごく感じています。

今の生活を・・・というだけの視点で見ると古臭い!で終わることかも知れないけれど、

そういうものではないような気がとてもしている。

だから竹の間伐をしているのかもしれない。


だから、よっちゃんなんばん届けられない、売れないかもしれない!

お金が入ってこないかも!どーすっぺ!!

とあの時強烈に思う一方、お金などあってもなにも手に入らないにも関わらず、

ま、食うのは当分なんとかなるでしょ。

と一升瓶空けながら思ったものです。

そういうのを伝えられる農家でありたい。だから、竹の広場を作りたいのです。







温床に周りには菌がすごい。昨年よりも少しは上手になったようだ。


今年は暖かく、水の吸い上げも早い気がするので青竹切りはやめ。

収穫に備え、人も運搬機も動きやすい動線づくりのための片付けで、
最深部の西面まで行ける、段差乗り越え竹チップロードもできた。



そして、なんとメモリアルな日に。昨年の最速を一ヶ月上回り、初たけのこ。

お!と思い、散策すると2〜30本・・・・が、全てイノシシが食い荒らした跡。。


春のはやいのがいいのか、わるいのか。

種まき。

2020年03月09日 | 農家ブランド

温床もいい具合に温度が上がってきました。ほわほわ。40度くらい。

まだ朝晩冷えるので、この温度を利用して育苗。



今年もなんばんの種まき。

今年は新しい品種としては中華系のを。炒め物で使いやすいのを試します。

とうがらし類は品種によってはとにかく発芽まで時間がかかり気をもむので、

無事に芽が出てくれるのを祈りつつ管理です。







久しぶりにスモーク。

やっぱり出来たてを切りならつまむのが一番うまい。