よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

花の仕事。

2012年09月20日 | 



彼岸に入り、親父の花仕事もマックスになってきました。
私らも中々手伝えずにおりましたが、時期を逃すとこれまた大変なので今日はみんな総出でお手伝い。







昨年、鳴子に二次避難していた南三陸の小野寺さんに教わってスタートした菊。

親父も昨年は緊張感いっぱいで始めました。

出来は師匠の小野寺さんの足元には及ばないものの、
お盆、お彼岸と、咲く時期だけはビギナーズラックなのかピタっとハマり、
覚束ない手つきで一生懸命にやってます。

ちょうど震災の直前で退職し、ようやく兼業から農業一本であれやこれやと色んな作物に挑戦中の親父。

今のところ、花はとても気を使うし手もかかるけれど面白い、と夢中になっています。


まだまだ畑には沢山。

お彼岸中にどれだけ作れるか、。。

親父は稲刈りとの兼ね合いでモゾモゾ。。。

私らも稲刈りと唐辛子畑との兼ね合いでモウモウと。。。。

身体もですが、頭ん中も忙しい今日この頃です。






道の駅研修:陸前高田へ行って来ました。

2012年09月19日 | 自営業



思い起こせば震災から何日か後、道の駅の社員の方々と南三陸~石巻へ行って、とっても疲れて帰って来ました。

あの時を思い出す一日でした。


春の部会の時に「研修でどこに行きたいか?」と皆様に伺ったところ、

「今回は被害が酷かった沿岸部をぜひとも実際に見たい」

という意見が多かった。それで今回の研修は私も訪れていなかった気仙沼・陸前高田へ行きました。

出荷組合の生産者なので平均年令は65歳を超えるお年寄りも多く、
車で走れば数時間の場所とはいえ「足がなく」、離れた場所の人たちと同様、
テレビや雑誌でしか見ていない人が多かったからでしょう。



車中より。
松林が美しかった気仙沼の「大谷海岸」
キレイな海岸線はすっかりなくなっておりました。












陸前高田。
南三陸と似たような感じ。商業施設や病院など、鉄骨のガッチリした建物以外すっかりまるごと街がなくなってました。


軌跡の一本松があった場所に行きました。

偶然にもかろうじて難を逃れたボランティアガイドのおじいちゃんがいらっしゃり、お話を聞くことが出来ました。
もともと観光ボランティアをしてらしたそうで、その経験もあるのとは別に、

「天災の恐ろしさ。その被害の甚大さ。観光でもなんでも実際見に来てくれるのは大歓迎。
 
  それならば、自分が生で体験した経験を出来るだけ、ありのままに聞いてもらうことで、

   対岸の火事、ではなく自分の今後のために役立ててほしい」

という想いが根底にありました。
以前、ふとやってきたツアーバスの一行と遭遇した時、
添乗のバスガイドさんの説明がなんとも真実とかけ離れ、やっぱり地元の事は地元の人間が語る場を、という必死さがありました。

手には震災前のこの街の写真がありました。
それを見た時、どれだけ沢山のモノがここから消え去ったのかがわかり、一同、なんとも言葉にならない時間でした。







昼は復興レストラン「マイウス」にて。
ここは元々が併設される陸前高田ドライビングスクールの食堂。
震災時には炊き出しの拠点のひとつになり、その後は復興作業に来る方々の為にもと一般開放しレストランとして運営されています。

食事をしながら東北村の仲間でもある満福農園Hさんの話を伺いました。

ここも陸前高田ドライビングスクールが運営する農園であり、
免許を取りにくる人に農園の手伝いをしてもらうという面白いプログラムをやってたり、
被災者の働き場として雇用にも力を入れています。
マイウスにも食材となる野菜を納入しています。

海山ネットに通ずるところがあり、今は「今あるもので、出来る価値づくり」を念頭に活動しています。
それがゆくゆくは、なにがしかの今の助けになり、また、今後この場所がふるさとだからと帰ってくれる人にとっての価値になれば、、
というHさんの精一杯の言葉が耳に残りました。

ちょうど食事中だった、合宿免許の講習と農業手伝いセットのプログラムに参加する若者にも話が聞けました。
彼は福井の出身ですが、
「やっぱりこんな大惨事が起こり、自分も被災地を見ておくべきだ」
と感じて陸前高田を選んだそうです。

実家は農家らしく、
「やっぱり農業に興味ある? 将来は農家を継ぐ?」
という質問には
「いや、、、今んとこは考えてないっす!」
とキッパリ。。。若い(^^♪から今はしょうがないか。











その後は復興直売所などを数件周り、気仙沼へ。

ここも女川を彷彿させる被害の多さ。

どこもそうですが、今は復旧・復興とか「新たにどうするか?」という未来よりも、
地盤沈下による浸水区域が広すぎて、工事して車両が通る道を確保する、というのに一生懸命の印象。
その段階。

良くも悪くも、
一部を切り取っての報道に敏感にならず、ぜひとも現地を実際に見る機会を作って、
来れる人はぜひとも現地に来て、実際に見て感じる事が必要だと思う。

失ったものの大きさも、
これからまた復旧、復興する道程がどれだけのものになるか、
私もよくわかってないのが正直な感覚。
だからそれをちょっとでも沢山の人達に感じて欲しいと思います。

今は技術も発達して、スカイツリーみたいな凄いのも作れる時代。
けど、
やっぱり道路一本作るのにはそれなりの時間と労力が必要なのは間違いないのも真実。

そんな"いろいろ"なものがギュッと詰まった街がまるごと消えちゃった・・。

書けば軽いけれど、それを目にした時に感じる「ズドーン」とくるこの感じ。
これはやっぱり一年前に感じたのと変わらない。

起こったことは、とてつもなく、重い。







猛暑。(毎日おんなじようなんでゴメンナサイ版)。

2012年09月18日 | 

ブログを書く時、
椅子に座ってパソコンに向かって「ふぅ・・」と一息。
んで(今日は・・・)と思ったことをタイトルにするんです、大体。

んだがらランキング上位はどうしても「あっつい!」になっちゃうんだなーコレが。

暑さ寒さも彼岸まで、というけれど、一応予報では来週はなんぼか秋になるらしいのでガマン下さい(笑)




今日は終日加工場ラッシュと、なんばん焼きとハラペーニョ加工!

今日一日で400本弱ツメツメしてあっちこっちから頂く受注に収まり一段落かぁ~~とちょっぴり安堵していると、
ありがたいことに夕方追加発注をた~んと頂きありがたい悲鳴!
関西のお客様ですが、濃厚な東北魂がピッタリンコにハマって下さっているようでありがたいです。
よっちゃん経由で知り合い、海山活動の事にも発展し、今後もちゃんとした繋がりにして双方がメリットになる形を目指したい。
その為にもやっぱり海山の◯◯◯は必須かなと、やっぱり確信。




今日は、
スタッフのんちゃんが暑さとよっちゃん農場激務ににちょっと参ってる様子が心配。




先日、泉マルシェで販売してみて好感触だったハラペーニョしょうゆ、
仮称「しょっペーニョ!!」(どうすか!?感想ください)、

も、どんどん量産体制へ移行すべく一次加工。

これね、ただ漬けてるだけじゃなくって、ちょっとひと工夫入れてます。それがね、ポイントっす!



明日は部会長を務める道の駅の工芸部会の研修に陸前高田行き! 

家が忙しいのと女性陣二人が心配ですが、行かざるをえない。。。

週末土曜日はご縁を頂き「仙台放送まつり」に出店!まつり事業部エンディングへ向けてのカウントダウン!のよっちゃん焼きそばで勝負!

日曜日は東北村参戦イベントで仙台空港周辺で開催の「パラカップマラソン」にて新聞バックワークショップを予定。

テンコ盛り盛りです! 

そうなってくると畑も加工場もどこまでやれるかっ!・・・・・・今週が山だな(+o+)。。。。










暑さ負け(+o+)。

2012年09月17日 | 自営業


しかしアッツイ。もうすぐ底に10月が迫ってるというのに。。。

この不解な天候のせいで、連夜不快で深い睡眠がとれず、不快です。

今朝は身体が悲鳴を上げたのですが、暑さで横になっても居られずに起きだし、加工場で一日過ごしました。


今日からまた週末に向けて、、、、、、、やるしかねーべなぁ~~。


う~~~~~~ん。




週末キッチンねの吉へ、いざ!! & 村田研修。

2012年09月16日 | 復興プロジェクト

お世話になってる仲間、情熱工房ねの吉の星野さんが最近オープンした「週末キッチン ねの吉」に行って来ました!


オープンから気になって気になって気になっていたので、
朝起きたら身体がバキバキで動けずにおりましたが、
「今日を逃したら今月行けないかも・・・」
と思いたち、
朝飯はさっぱりと「お茶漬け」で済まし、腹をペコペコに減らして行きました!




素敵な民家を舞台にしていて、落ち着いた入り口。
「あ、これがあの牛か!」
というめんこい牛くんが出迎えてくれます。




テーブルには兄貴の手書きプレートが。
こういうちょっとしたの、、、いいっすな!











んでもって本番のコース料理。。。。

満足この上ない出来です!
クリチを作る前、飲食や居酒屋でならしただけの事はあります!
さすがにアニキ!
「いやぁ~~~、やるもんだなぁや・・・」
というほど完成度が高い。満足!

お世辞抜きに んめぇがったぁ~~~!

ホントにオススメ!

んでもってやっぱり気になってたのが我が家の「ハラペーニョしょうゆ」。
メインディッシュの「クリチナーラ」に添えられてました。

これがねぇ・・・合う(笑)

良いアクセントになって、うまいです!!
レジ脇に小瓶があったら買っちゃうかな・・と思ったので、さっそく仕込んでアニキに営業しようと思います(笑)

これもオマケの楽しみにぜひとも「週末キッチンねの吉」へ。
もっと詳しいレポートは、昨日行った県庁期待の星・山田さんのブログでどうぞ→こちら

帰りの車中はこの話題で持ちきりでした。
(やっぱ飲食やっちゃうのは凄い!)
んで、行ってみると、
(おおっ! スゲー!)
で、やっぱり刺激を受けちゃうもんだから、
(あそこは良かった。で、も、、、俺らだったらこうするな。。。ああするな。。。)
と妄想合戦へ。(笑)

いい刺激をいただきました。アニキに感謝。





帰り、せっかく県南に来たので、数年前からカミさんが行きたがっていた、とある農園にアポ無し突撃してみました。










いちぢくが大好きなカミさん。
テレビで知った農園で、ぜひとも行ってみたいといってたところです。
村田在住のカミさん親友・お恭ちゃんの案内で、あっちへ聞きこっちへ尋ねながら、ようやくたどり着きました。

御年80超えのおじいちゃんとおばあちゃんが農場主で、突然の訪問にも親切にしてくださって感謝。

元はりんごや梨、ももなどの果樹をやっていて、年のせいで高所の作業などが出来なくなってきて転換したのが10年ほど前だとのこと。

見事に手入れされた「いちぢく農園」でした。

今年は猛暑の影響もあって、例年なら収穫期に入るけれど、今年は来月からかなーとの事。

おばあちゃんと一緒にやってるのかと思ったら、

「かーちゃんはかーちゃんで畑やって、漬物加工してあっちこっちへ出荷してっから別だどー!」

との事。こちらはこちらで大繁盛で大忙しの様子。
ちらっとご挨拶させてもらいましたが、会った瞬間から
「うわースゲー!」
という、働き者オーラ全開でした。

その他にも自家製で蜂蜜を採る仕事を見せてもらったり、
なんだか大先輩に「農の可能性」を指南いただいたような、こちらも大いに刺激をいただいた時間でした。


来月はどっさりいちぢくを仕入れに行きたいと思います。


あーおもしぇがったー!