ちょうど用足しに出て戻る道すがら、14:46。
震災以後に設置された地域の防災無線から震災の放送が流れました。
8年。
とはいえやはり映像を見ればあの時の感情は戻ってきます。
終わってしまったのではないか、という恐怖と、その後時間が経つと共に
何かが生まれるのではないか、という期待も感じた体験でした。
震災を機に、何か新しいことが出来たわけではないけれど、新聞ばっぐで今も続く沿岸部や全国とのご縁、
そんな中で今やなんばん栽培はじめ、うちで頼りにするほどのお付き合いに繋がったタカちゃんのような
移住した人たちも出来たりもしました。そんなことがうれしいです。
いつの間にか日常に入ってきて、いつのまにかそれに頼り切ってしまっている生活になり、
それが突然失われてしまう不便さと恐ろしさ。
自分にできることは小さいけれど、そもそもな環境、農業、自然の生き物を相手にする場所に生きる一人として、
ないがしろにしがちなモノを少しでも学び、伝えていくことが震災経験を活かすことだと信じています。
そもそも、に戻ることは不便ではあるけれど、何かあった時は助けられる力になれる。
与えられる風景に感謝、活かし、これからまた1年大事に生きます。