よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

筍の瓶詰め。

2019年03月16日 | Weblog


年度末。

怒涛の1週間が終わった。

宮城県庁で週替わりで県内市町村が交代で開催される「ロビー販売」直売所数年ぶりに参加してきました。



5日のうち2日当番。

並行して確定申告、裏の竹林事業を形にするべく北部振興事務所のお力添を頂きながら来年度から事業の書類提出。

メインは加工場。1週間でよっちゃんビン1000本弱の充填作業、と久しぶりにメシの時間も忘れるほどてんこ盛りでした。

今日は午前ぐったりと寝込んだ後、午後に一区切りの加工場で締め。どれも無事に終わってほっとしました。

カミさん共々体調も万全ではなかったので余計に神経使いました。ふう。





昨日は県庁から戻る道すがら、店長斎藤さん、当番サチエさんとじっくりお話。

農家が運営する直売所として20年を超え、最初から我らを助けてくれている斎藤さん。

岩出山駅隣に移ってからはほぼ地元のお客さんで、地元密着の分だけ経過してきた時間の中で亡くなってしまった方もおおい。

「え!あの人も!」

という人が月に一度しか当番しない我々生産者もわかる人が増えてしまうのは悲しい。





ここ数年待ってくれている人も多くなってきた筍水煮の瓶詰め。今回の県庁が昨年分のラスト販売でした。

全国唯一、地元のセブンイレブンでもよっちゃんなんばん販売してもらっているけれど、

そこのオーナーが亡くなっていたことを今日知った。

10年前くらいだろうか、わが町にセブンイレブンが出来て、毎日のように店に出ていた当時はKオーナーさんと、

なにかの拍子に話をするようになり、山菜採りが大好きだという話を聞き出る場所とか教えてもらったりするうち、

「筍を掘りたてのまんま保存したいんですよー」

と聞いたときに教わったのが、今作っている水煮の瓶詰めなのです。

最初はうまく出来ず、火傷して手首に野球ボールくらいの水ぶくれを作ったりでしたが、

たくさんアドバイスを頂いて今があります。これからも教わったことを忘れず魂込めて作っていきます。

今更だけれど、お線香と最後の筍瓶詰め持ってご挨拶してきます。