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よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

2021田植え完了!

2021年05月04日 | Weblog

田植え三日目にして最終日。



無事終了。




今年は援農部隊に助けられました。



昨日はカミさん友人御一行。

うちで2枚だけ道から離れた田んぼがあり、苗運びが大変な田んぼがあります。

親父は機械走行後の均し作業。

私が機械上なのでいつもカミさん一人で運搬から苗補充までこなしてます。

「機械を止めない」

が田植えも稲刈りも基本なので、それに合わせようとすると、かなり追い込まれます。


ちょうどこの田んぼで援農チーム大活躍。

途中、雨風強く大変でしたが、おかげさまでサクッと終了。

身体よりも気持ちが楽になり助かります。


昼はお礼のBBQ。



夕方はタケノコ掘り体験。

とっくに忘れましたが、初体験は難しいのですね。

おかげさま!



最終日の今日は弟家族が参戦。


義妹と姪っ子は苗箱洗浄、弟はカミさんのサポート。



途中、燃料が詰まって1時間ほどロスしましたが、悠々夕方前に終わり。

今年は親父の育苗が完璧で、欠株することなくスムーズでした。



爽快です。


明日からはタケノコに集中できます。

量が増えることを祈ります。



昨日見つけた変なやつ。

枯れ竹からちょうど伸びてます。


こんな偶然もあるものです。

一つ大きな山が終わり、力が抜けてグッと疲れました。

今日は爆睡です。



爽快なり! 風景。

2021年04月30日 | Weblog

お得意様からのご注文で、朝堀りで山へ。

今年は助っ人川村くん頼みだったのでカミさんとは久しぶり。


爽快。なんともいえない気持ちよさ。

小さい頃から雨上がりの晴れ間が大好きで、通学の自転車でも

『こりゃあ最高だー! 気持ちいい』

と、一面田んぼのなんてことない風景を走るのがたまらなかったのを覚えてます。


うちの竹林の特徴は「雑木をのこす間伐」。

その一つである山桜も満開から散り加減。


地面には一面の花びら。

気を抜くと、たけのこ探すのを忘れてうっとりします。

自分が伝えたいのはこういうものだ!とカミさんと朝からテンションが上がりました。



農は自然に近い分「モノ」ではおさまらない魅力があります。

苦しいのを耐えるのも、こういう、なにげない嬉しさがあるから。

そんなもんっ!と、疑ってましたし、農業継いだ頃は興味もなかった。

今では、毎年山に入り、靭帯を壊し、ヘルニアになっても、やめられない。

うちは「みなさんの食料を担ってます!」と言えるほどの技術も規模もないけれど、

そういう手触りを伝えることは出来る、自然と人との橋渡し。

そのためのよっちゃん農場であり「直売の場」という目標。

昨日も、雨の朝掘り終わって二人でぐったりした帰り、若い川村くんが

「最先端の、発展する農業があっていいし、食料確保のためには必要。
 だからといって小さい生業としての農業の役割がないというのは違うと思うし、それもとても尊いものだと、自分は思います」

という言葉は、刺さりました。すばらしいと思います。



相変わらず量は採れず、ギリッギリでご注文対応できました。




山から帰って給食準備。

だんごがデザートの金曜日。



昨日カミさんと「草だんご、うまいよねー」と話してたら、

やりたくなって雨でしたがよもぎ摘み。

近所のおばちゃんにごちそうになるのは多々あれど、自分でやるのは初めてです。

やっこそうなの摘みました。


うーむ、、食べては園児に程よいヨモギ感だけど、さすがに50人分。

量が足りなかったようです。


カミさんの手づくり餡と合わせて、


草だんご。

園長先生からの発信で、喜んでもらえたようでうれしいです。




10年。

2021年03月11日 | Weblog

早いもので震災から10年。

今日この日も竹林で迎えました。10年目の間伐。

朝イチ、いつもご注文くださるお客様から、

「応援の気持ちで」

と、いつもよりもたくさんご注文の電話からはじまりました。

震災前から、ずっとこういう気持ちに支えられて今日もご飯が食べれています。

本当に感謝の気持ちしかありません。




とてもかわいがっていた猫、メルが来たのは震災数日後でした。

2度目の4月の大地震も一緒に経験し、

来たばっかりなのに地震に驚きしっぽを踏んでしまったのを思い出します。

メルの写真を整理していたら、当時の写真も出てきました。


3.11後すぐにGAIA清水さんの弟・さだはる店主やっさんがお手伝いに来てくれて、

電気がない中太陽と共に起き、日が沈めば呑んで寝る、という生活が続きました。

毎日が必死で不安。心強い助っ人でした。

そんなGAIAのスタッフや取引先から、初めて支援金を頂いて感謝と共に、とまどったことも思い出します。




このお金をどう活かすか、と、とりあえず仲間と考えて佐藤農場に鳴子に避難中の方々を招待しての炊き出し。

仕事場も家も失った方々に、

「すんません。俺らこんなことしかできません。なんかこれからお手伝い出来ることはありますか?」

と失礼ながらも思いをぶつけたら、返してくれた言葉が、

「失ったものは取り返せない。それでも明日から、を考えなくてはならない。

 だから、仕事が欲しい」

高知・四万十の畦地さんたちに協力していただいた海の手山の手ネットの新聞ばっぐ作りへのキッカケが出来た瞬間です。

それが、10年目で楽天田中投手復帰での記念新聞ばっぐ受注へとつながっています。

そして、竹林、風景へ想いをはせるキッカケもこのときでした。


  


出来る仕事を作ろうと、農家仲間で農家の仕事をやってもらうのと並行し、

復興販売イベントへの出店依頼も頂いてたので「商品作ろう!」と、

我が家の、当時は荒れ放題で歩くのもままならない竹やぶで竹切り出し、

海山代表・曽木さんに教えてもらいながら花を植え商品に。

この時に仕事してくれたおじいちゃんの言葉でした。

「おれは家も仕事場も全部無くなった。こんなに立派な山があるんだ。もったいないぞ!」

その一言にガーンと来ました。

畑を活かすテクニックでなく、在る風景からキチンと組み立てようと、以来の間伐です。




まだまだ満足行くほどではないですが、当時からすると見違えました。

あの時のおじいちゃんが元気であれば、ぜひとも見て欲しい。

これが、自分の中の震災への答えの一つだと思って取り組んでいます。



(さんさん商店街から。防災センター、左にてっぺんのみ見えます)

先日、竹やぶ会議in南三陸がありました。

しばらくぶりで、また景色が一変して防潮堤だらけで道路に迷いました。

会議前に、新聞ばっぐをずっと折ってくれているけい子さん宅に寄ると、

旬のワカメで大忙しそう。

以前ワカメの間引き手伝いに行ったらしこたま船酔いし、

出荷までの海仕事も初めて目の当たりに体験させてもらったのもけい子さん。

それからはワカメ美味しさが1段上がりました。

やっぱり生業は人を元気にします。

自分もありがたく、竹林で気持ちいい汗を流せています。


復興がどういうことなのか、は相変わらずよくわからないけれど、

日々を大事に、また明日からも暮らしたいと思います。










初雪。

2020年12月14日 | Weblog

朝起きるととうとう雪景色。


今も降ってます。ちょっと積もりそうな勢い。かなり、寒い。





終わってみれば絶妙のタイミングでの大豆収穫でした。

乾燥も進み、明日脱穀部隊が来て作業予定でしたが、

雪で作業場が確保できそうにないので中止に。

残念ですが仕方ない。




合間を縫って玄米もち一回目つきました。3升。

玄米なので搗く前の捏ねがとても大事、かなり時間を要します。

搗きになると今度はカミさんの負担がすごい。

一旦ひっつくと粘りがすごいので返しがとても大変です。

年々、、、しんどくなってますが、そんだけの分、美味しいのが玄米もち


先日は茨城からのお客さん。


蔵王ハーブの平間兄弟のアテンドで1反百姓じねん道の斎藤さん

とても面白い人でした。話も合う。

みんな1反畑をもてばよい、という自然農法・福岡先生の考え方は

いまの時代にとても合う気がしています。

経済が一番でやってきた世の中、ちょっと疲れてるもんね。

それも大事。けれど、生きる幸福はそこだけには無いものだから。


私も、震災以来、コツコツ竹やぶを竹林に!と踏ん張ってますが、

売るということの他、やっぱり伝える、ということを考えると、

自然に「みんな10本の竹林持っていたらもっと分かるのに、伝わるのにな」

という事がたくさんあります。

そういう感覚を共有できていかないと、これから先はダメでしょ、と思ってます。


そんな、日々想ってる事が伝わる斎藤さんでした。

いつかお邪魔してみたい。




今日は直売所の月イチ当番日でした。

とある会員のネギのパッケージ。


こういうのが好きです。結わえの新聞、しっかり揉まれてます。

こういうのが欲しくなります。

明日は幼稚園給食年内ラスト。

スペシャルデザートと共に、締めくくります。


もち。

2020年12月10日 | Weblog


大粒地大豆・くるみちゃん収穫もあと少し!

今日は猛烈に寒く、雪も近い感じ。


年末感がないですが、今年もお餅が美味しい季節です。






岩出山駅前直売所グリーンアップでももちプロジェクト2020始動。

100%農家が育てたもち米で、農家自らついている【切り餅】。

会長の「のし」は毎度見事なものです。

500g 500円 税込みです。

15日まで予約いただくと20%オフです。

機械に無理させながらみんな見事な連携で作ってます。



うちもそろそろ杵つき玄米の準備をせねば!です。。。