3月10日(日)、多可町ベルディホールで行われた映画『こんにちは、母さん』を鑑賞してきました。
映画『こんにちは、母さん』は、大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れます。しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい…。
割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活しています。おまけに恋愛までしているようだ!久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆくという物語です。映画監督・脚本は、山田洋二さんです。
福江役の吉永さんが、『私が怖いのは死ぬことではありません。私が怖いのは、まもなく来るであろう、自分が歩けなくなり自分のことができなくなることです。人の世話になって生きることです。』と話されたことが大変印象に残っています。親子のこと、夫婦のこと、地域の助け合いのこと、自分の力でいきていくことの大変さとそれを貫く意志の強さなど、色々考えさせられました。
映画『こんにちは、母さん』を早く観たいと思っていたのですが、映画館での上映時に忙しくて日程が合わず、多可町ベルディホールで上映会を企画してくださったので楽しみに行ってきました。ベルディホールは、住民の皆さんの要望を受けて、楽しい企画を開催してくれています。いつも感心しながら、参加させてもらっています。これからも、住民参加のベルディホールになるように、頑張っていただきたいと願っています。ありがとうございました。