東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

巡回共同企画展『線路の記憶~大正から昭和を走り抜けた鍛冶屋線~

2024-03-10 05:45:29 | 地域行事

 多可町と西脇市の共同企画展『線路の記憶~大正から昭和を走り抜けた鍛冶屋線~』が開催されています。那珂ふれあい館で1月27日(土)~2月25日(日)まで開催された後、西脇市郷土資料館で3月2日~4月7日まで開催されています。

 鍛冶屋線は、多可西脇地域の悲願でもあった鉄道路線として、大正12年5月6日に全線開通しました。鍛冶屋線の開通は、主要な地域交通としてだけではなく、経済、文化、社会生活の飛躍的な発展をもたらし、現在の多可西脇地域の基盤形成に大きな役割を担いました。しかしながら、社会構造の急激な変化の中、平成2年3月31日に、多くの人々に惜しまれながら廃線となりました。現在、線路跡は道路化され、主要交通路として生まれ変わっていますが、鍛冶屋線は多くの人々の記憶中で走り続けています。

 今回は、当時の写真や資料を展示し、その記憶をよみがえらせるとともに、地域交通の在り方を考えるヒントの一助になることを期して開催されました。JR加古川線(西脇市駅~谷川駅)の存続を強く願う私も楽しみに見学に行ってきました。本当に見応えのある企画展で、ぜひ多くの方々に見ていただきたいと思いました。

 

 郷土資料館ロビーには、西脇北高校放送部の皆さんが、存続をめぐって揺れているJR加古川線(西脇市駅~谷川線)の問題を自分のこととして考えるワークショップでの発表資料を展示してくれ、分かりやすい動画も作成してくれていました。私も見せていただき、西脇北高校生の熱意に感心しました。

 また、3月17日(日)午後1時半から、兵庫県県立歴史博物館の鈴木啓二氏による『鉄道構造物からみた播州鉄道と鍛冶屋線』と題した特別講演も企画されています。ぜひ、多くの方に聴いていただきたいと願っています。

コメント (2)
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