東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

企業訪問㈱カツイチ

2009-11-25 08:00:00 | 企業訪問
 先日行われた播州釣り針協同組合70周年記念式典で、中川理事長から加古川の水質等、様々なお話を伺いました。その後、もっと詳しくお話を聞かせていただきたいと思い、中川理事長が経営されている㈱カツイチを訪問させていただきました。
 ㈱カツイチは、西脇市蒲江町にあり、元々播州毛鉤を本業とされた釣り針会社でした。中川社長さんも、若い頃、播州毛鉤の修行をされていたのですが、鮎の友釣り用の針を上手に作られたのがきっかけで、釣り針の製造に興味を持たれたそうです。針製造会社へ熱心に通う中で、その熱意が認められ、針の焼き入れ等の製造過程の見学を許されるようになりました。しかし、自分で釣り針を製造する段になるとなかなかうまくいかず、悪戦苦闘をされたとのことでした。しかし、持ち前の粘り強さと研究熱心で、納得がいく釣り針が製造できるようになりました。現在、㈱カツイチでは、数千種類の釣り針を作られています。
 播州釣り針は、日本伝統工芸品に指定されている播州毛鉤の分野と日本・世界の釣り針業界をリードする最新鋭の分野の両面を持っています。中川理事長は、その両面を大切にしようとされています。
 中川理事長は、河川の水質が悪くなり、鮎などの魚が住みにくくなってきていることを心配されています。春の田植え時期、泥田の水を直接河川へ流すのではなく、昔のように棚田的に段々と泥を沈殿させて、河川に流すことはできないかということの提案を受けました。農地の圃場整備の施工方法と関係しており、すぐに解決できない課題ですが、環境対策と併せ、検討したいと思います。また、水質を浄化する液等の開発を、独自に行なっておられることに驚きました。

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