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 東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

西脇・多可シルバー人材センター『趣味の作品展』

2017-10-26 03:15:27 | 産業・労働・雇用
 10月22日(日)、北はりま田園空間博物館で行われていた西脇・多可シルバー人材センターの会員さんによる第6回『趣味の作品展』を見学してきました。


   
 毎年開催されている作品展で、楽しみにしています。今回も、見応えのある作品が並んでいました。会員の方々の幅に広さを、いつも感心しています。
 工芸品では、高橋さんの精巧な竹細工と木工品、藤田さんの花台と火鉢。園芸では、藤井さんの生け花、吉本さんのエアープランツ、スズメウリのリース、寄せ植え。見応えがありました。



 さらに、女性会員の皆さんによる手芸は大変沢山出展されていました。皆さん、大変器用でベストやポーチ、きんちゃく袋、リュックサック、ブローチ等がありました。村井さんの刺繍による掛け軸は、絵が浮き上がってくるように感じました。



 文芸では、徳岡さんの水墨画と色紙、三村さんのコスモスや西仙寺を描いた水彩画、藤井さんの書が飾られていました。藤井さんの書は、巨大な筆で一気に書き上げる書が展示されていました。書かれている様子も、ライブ映像で紹介されていました。
 さらに、「生きがいサポート講座」参加者による作品、フラワーアレンジメントやコサージュも展示されていました。



 西脇・多可シルバー人材センターは、満60歳以上の方が「生きがい」「健康維持」「社会参加」などのために就業機会を得たい皆さんが参加されています。ただ、国民年金受給者の方にとっては、生活の糧としてシルバー人材センターの仕事を考えられている方も多いと思います。シルバー人材センターの活動を通じ、自分の趣味や仲間の輪を広げられている方を多く見かけます。
 現在、西脇・多可シルバー人材センターの会員は、900名を超えているそうです。西脇支部だけで、約480名だそうです。これからも、仲間の輪をさらに広げていって欲しいと願っています。
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播州織工房館の取り組み

2017-08-22 04:10:48 | 産業・労働・雇用
 8月20日、久しぶりに播州織工房館を訪問してきました。2名の女性スタッフの方が、案内してくれました。



 工房館に入ると、正面に、『大城戸織布』の様々な製品が並べられていました。看板に、「『機屋』だからこそできる『織り』ここにあり!」と書かれてありました。大城戸織布の大城戸さんを囲んで2人のデザイナー(研修生?)の写真も飾られていました。



 ステンレスを織りに加えた『スッテンコリロン』、テングスを織りに加えた『テグスッス』、製品の名前も楽しいものがつけられています。その他に、湯上りストレッチ、ビンテージ・ウール、レインボードット、フラワーウールなどがありました。



 また、機屋にとってはこれまでゴミとして捨てていた「房耳」も、売りに出されていました。ゆび編みなどの編み糸として、「房耳」の活用ができますよと書かれてありました。
 大城戸さんは、若い頃、京都の織物を扱う商社に勤めておられたそうです。その後、黒田庄町岡にある実家の機屋を継がれています。私も、黒田庄町長時代から懇意にしていただいていました。大城戸さんは、織物については人一番研究熱心でした。播州織工房館に展示されていた大城戸織布の製品を見ていると、大城戸さんの研究熱心さを、思い出しました。



 播州織工房館は、播州織の様々な製品を売り出されています。特に、頑張っている機屋(織布)さんや産元さん、デザイナーの皆さんの中で、頑張って製品を作り出している方々を売りに出されています。播州織のアンテナショップと言えます。
 これからは、もう少し播州織工房館を訪問する機会を増やしたいと思っています。
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ハローワーク西脇夏の訪問

2017-08-05 06:02:39 | 産業・労働・雇用
 8月2日の午後、ハローワーク西脇を訪問し、中谷所長よりハローワーク西脇の取り組みについて伺ってきました。
 月報にしわき『労働市場・平成29年5月内容』によると、ハローワーク西脇管内の有効求人倍率は、1.47倍で、対前年同月比0.30ポイント増加し、対前月比では0.06ポイント減少しました。有効求人倍率は、高い状況が続いていると言えます。



 中谷所長は、有効求人倍率が高いのは求職者が減っており、人手不足が深刻であるという側面が強いと話されました。新規求職者は、フルタイムで-9.5%の381人、パートタイムは-15.8%の287人です。人手不足を補うため、外国人労働者を実習生として雇用している企業も、数多くあるとのことでした。



 ハローワーク西脇としては、管内の企業に地元の高校生や専門学校生・大学生に就職してもらいたいと様々な取り組みをされています。ただ、6月15日に西脇ロイヤルホテルで開催した就職フェアには、30数名と大変少なかったとそうです。もっと、多くの若者に関心を持ってほしかったと話されていました。高校生の求人は、6月中に受付け、7月初めに求人票を各高校に送られたそうです。売り手市場で、新卒採用を考えている中小企業に現状では新卒者が応募しないのではと危惧されているとのことでした。給料や休暇等の条件をよくしないと、応募者が少ないようです。
 また、母子手当の更新時期に向けて、シングルマザーの就職先を紹介する出張ハローワークを、8月14日・15日・16日に各ハローワークで計画しています。職業訓練を支援する取り組みも、行っています。



 最後に、障がい者の法定雇用率が、平成30年4月1日から引き上げられることの説明がありました。民間企業は2.0%⇒2.2%に、国・地方公共団体は2.3%⇒2.5%に、都道府県の教育委員会は2.2%⇒2.4%になります。対象となる事業所の範囲が、これまで50人以上から45.5人以上に広がります。また、平成33年4月までには、さらに、0.1%引き上げられます。
 ハローワーク西脇を訪問させていただき、地元の雇用・経済状況だけでなく、国の取り組みの説明も聞くことができたと、喜んでいます。
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ハローワーク西脇定期訪問

2017-05-28 04:53:47 | 産業・労働・雇用
 5月26日、ハローワーク西脇を訪問し、中谷新所長から管内の雇用状況について話を伺ってきました。中谷所長は、大変忙しい中、時間を割いて対応してくださいました。
 中谷所長は、今年4月に赴任したばかりですが、以前にハローワーク西脇に勤務されていたことがあり、西脇市内を回ると大変懐かしい思いがしていると話されていました。



 中谷所長は、月報にしわき『労働市場』(平成29年3月内容)をもとに、説明してくださいました。管内の月間有効求人数は、4,187人で対前年同月比9.2増加し、対前月比4.2%増加しています。一方、有効求職者数は、2,597人で対前年同月比11.5%減少し、対前月比では4.9%増加しています。そのため、有効求人倍率は、1.61倍で対前年同月比0.3ポイント増加しています。兵庫県の有効求人倍率は1.21倍、全国が1.45倍ですから、ハローワーク西脇管内は大変高いと言えます。
 有効求人倍率が全国や県平均に比べ高いのは、管内の人手不足が深刻で、若年層を中心に人口流失が多いためではないかと中谷所長は話されていました。人口流失をどう食い止めるかが、大きな課題です。また、地元企業にとっては、地元での人手不足を補うためには、周辺地域(三木・神戸・加古川・福崎・姫路方面)から働き手を呼び込む(Iターン)が必要となってきます。その場合、地元企業の賃金ベースや交通費が、他地域に比べ高いことが働き手に取って魅力になります。まだ十分調査できていないそうですが、むしろ低いのではないかと話されていました。
 来春卒業する高校生に対する求人が、6月1日より受理されるそうです。今年は、ハローワーク西脇へ約150社程度求人票が出されるとのことでした。
 ハローワーク西脇管内、ハローワーク加古川管内、ハローワーク明石管内の新規高校卒業者の年度別職業紹介状況(高校)の表を見せていただきました。
 加古川管内では、今年3月卒業生は3,466人中就職者数501人(就職率14.5%)、
 明石管内では、今年3月卒業生は2,573人中就職者数184人(就職率7.2%)、
 西脇管内では、今年3月卒業生は1,755人中就職者数422名(就職率24.0%)。
 西脇管内では、就職者422人中195人が管内に就職し、149名が県内、78人が県外に就職しています。高校生の就職率が高いのが特徴です。こ このことは、大学・専門学校に通学しにくい立地条件とも関係しているようです。
 今年7月に、西脇市議会では市内の3つの県立高校にに出向き『高校生版議会報告会』を開催させていただきます。高校生に、地元の課題を知ってもらい、郷土意識を高めて欲しいと願っています。
 ハローワーク西脇は、管内での巡回相談を積極的に行ってくれています。西脇市でも、みらいえでの就職相談は、大変好評です。職員の方々には苦労をかけますが、ぜひ頑張っていただきたいと願っています。
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第88回メーデー北播地区統一大会

2017-05-03 04:12:29 | 産業・労働・雇用
 5月1日は、全国的にメーデーの日です。日本のメーデーは、1921年に8時間労働を要求して始まりました。今年で88回目を迎えるメーデーですが、北播地区統一大会は、毎年5月1日に西脇総合市民センター(カルチャーセンター)で行われています。



 第88回メーデーのスローガンは、『長時間労働の撲滅、ディーセント・ワークの実現、今こそ底上げ、底支え、格差是正の実現を!』です。ディーセント・ワークとは、働き甲斐のある人間らしい仕事という意味です。
 メーデー大会では、「長時間労働を是正する取り組みの強化に向けた特別決議」を採択しました。特別決議では、メーデーの歴史を振り返り、「8時間の労働、8時間の睡眠、8時間の余暇」を目指す取り組みについて述べ、現在、罰則付き時間外労働の上限規制が法制化される見通しであることにふれています。その上で、具体的な5つの取り組みを提起しています。最後に、「本メーデーを機に、私たちは、すべての働くものの命と健康を守り、仕事と生活の両立を保証するため、働くものの行動で、職場と地域から労働時間と働き方に関する新たな常識と歴史をつくり、それを社会に広げていこう!」と呼びかけています。
 会場には、西脇市や加東市、多可町の企業で働く労働者の皆さんが、労働組合の旗のもとに多数集まっていました。子ども連れの方もおられ、メーデーが労働者のお祭りの雰囲気もありました。式典の後、○☓クイズ大会や大福引き抽選会も予定されていました。
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起業女性HaRTフェスタ

2017-03-08 04:32:39 | 産業・労働・雇用
 3月3日、茜が丘複合施設「みらいえ」で、第3回起業女性HaRT(はぁと)フェスタが開催されました。私も、女性の企業を支援するフェスタに関心があって参加させてもらいました。ただ、議会本会議と重なったため、午後から遅れての参加でした。



 起業女性HaRTフェスタは、西脇市「起業・創業促進支援事業補助金」を活用したもので、つないで支える企業女性の会HaRT~はぁとの主催です。
 「あなたの町で『夢』を仕事に輝こう」をテーマに、①これから起業をめざす女性、②自分の仕事をもっと伸ばしたい女性、、③HaRTに興味をお持ちの企業女性、④女性向け集客・販売促進情報を探している企業・店舗、⑤出展サロン・店・教室をお探しのイベント主催者、⑥出展ブースで一日たっぷり遊びたい方を対象としています。



 午前中、企業女性のための公開セミナーをコンサルタントの熊本晶子が行ってくれたそうです。演題は、「おうちサロンから始める私らしい企業スタイル」でした。
 出展ブースには、美健康サロン、手作り布かばん・小物、プロフィール撮影体験、パン販売、オーガニックハーブティ販売、手相&タロット、アロマハンドトリートメントなどなど、女性向きのお店が所狭しと出展されていました。また、起業相談所も設けられ、ワイワイと話されていました。さらに、女性起業について、リレートークの講座も開催されていました。



 午前中には男性が数人来られていたとのことですが、私が伺った時は、男性は私一人で気恥ずかしかったです。でも、私の想像以上に多くの若い女性の方が来られており、熱心に見学され、自分の悩みや想いを相談されていました。自立して起業したいと思っておられる若い女性の方が多いことに驚かされましたし、心強さも感じました。
 起業女性HaRTフェスタは、今回で3回目ですが、これからも時期を見て開催していただければなと思いました。
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兵庫県北播磨地域就職面接説明会in大阪

2017-03-07 07:15:00 | 産業・労働・雇用
 3月6日(月)、ハローワーク西脇の山下所長から、管内の雇用状況やハローワークの取り組みについて聞いてきました。
 月報にしわき「労働市場」1月内容によると、管内の有効求人倍率は、対前月比0.15ポイント増加し、1.56倍です。全国平均1.43倍、兵庫県1.20倍に比べても、とてもよい状況だと言えます。新規求人数が、対前月比63.6%も増加し、新規求職者数が48.8%も減少していることが原因です。ただ、パートタイムの求人が多いそうです。



 ハローワーク西脇としては、企業の人材確保(求人)と求職者の希望がマッチするために、様々な取り組みをしています。2月に西脇ロイヤルホテルで、合同面接会を久しぶりに開催しました。80名を超える求職者が来られ、就職につながった方が多くいたとのことでした。また、求職者を対象に、ミニ面接会を開催したり、企業見学会を行っているとのことでした。就職されてから、自分の想いと異なっていたと辞められる方を防ぐために行われています。
 また、ハローワーク西脇が中心となり、北播磨県民局・兵庫労働局等が主催し、北播磨5市1町が共催する、『兵庫県北播磨地域就職面接説明会in大阪』を3月11日(土)に阪急グランドビル18階にある大阪新卒応援ハローワークで行われます。UIJターン希望者・移住希望者を対象とした北播磨地域の事業所による就職面接説明会です。参加事業所は、GAMAKATU PTE LTD(西脇市)、伊東電機(加西市)、協和製作所(加西市)、稲坂歯車(加東市)、稲坂油圧機器(加東市)、加美電機(多可町)、神戸合同(小野市)、ネスタ・リゾート(三木市)の8社です。初めての試みですが、ぜひ一人でも多くの方が参加され、就職につながればと願っています。



 また、「高校生のための地元企業説明会in県立西脇工業高校」を3月17日、1年生・2年生を対象に行います。北播磨ものづくり企業25社による製品展示と説明会です。高校生に早い段階で地元企業の良さを知ってもらい、3年生時に就職選択の際、地元に1人でも多く残ってもらおうという取り組みです。
 加西市と兵庫労働局は、雇用対策協定を先だって締結しました。県内では、尼崎市に次ぐもので、三田市も締結されるとのことです。
 雇用対策協定の一環として、北条高校、播磨農業高校の2年生を対象に、職業講話を加西市とハローワーク西脇が行うそうです。西脇市でも、協定を結ぶ必要があります。



 ハローワーク西脇は、地元企業と求職者を繋ぎ、一人でも多くの求職者に満足のいく仕事をしてもらおうと頑張っておられます。また、UIJターン希望者・移住希望者に、北播磨の良さを知ってもらおうと努力されています。北播磨県民局も、『北播磨で働こう』というふるさと企業ガイドブックを作製されています。  
 北播磨5市1町やハローワーク西脇、北播磨県民局がさらに協力して、北播磨地域の雇用確保に頑張る必要があると思っています。
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ハローワーク西脇の取り組み

2016-12-11 02:33:53 | 産業・労働・雇用
 12月7日、ハローワーク西脇の山下所長を訪問し、管内の雇用状況やは路ワーク西脇の取り組みを聞いてきました。
 平成28年10月内容の『労働市場』によると、ハローワーク西脇管内の有効求人倍率は、1.30倍で、対前月比0.06ポイント増加しました。全国平均1.40倍に比べると低いですが、兵庫県1.17倍と比べると高いといえます。このことは、今年1月以来の傾向です。



 有効求人倍率が高いのは、新規求職者が573人で、対前年同月比21.0%も大幅に減少しています。求人を出しても、若い子がなかなか応募してくれないというジレンマがあるそうです。人材確保が大変だと話されました。加西市で合同就職相談会を開催し、14社の企業が参加してくれたにもかかわらず、応募してくれたのは13名だったそうです。若い人が、ハローワークに来ないという問題もあり、地元に優良企業が数多くあることをPRしたいと、佐藤所長は話されていました。
 それと、求人側の思いと求職側の思いが異なり、ミスマッチが起こっていることも、話されました。求人側は、製造部門の就職を考えているが、求人側の多くは事務職的な仕事を希望しています。高齢者・女性が、正社員としてつとめら企業が、少ないことも問題だと話されました。
 求人倍率の高い職種を上げると、介護サービス6.08倍(求人371人に対し求職61人)、飲食物調理6.84倍(求人431人、求職者63人)、製造加工業2.63(求人150人に対し求職57人でした。
 ハローワーク西脇としては、地元に優良企業があることをPRし、新規卒業者の地元就職や大学卒業者のUターン・Iターンや田舎暮らし希望する青年を呼び込みたいと考えておられます。
 具体的には、出張就職相談会に取り組んでいます。先日2回行われたミライエでの相談会には、防災無線で放送されたこともあり、多くの方が来られたそうです。



 また、12月9日には、北播磨地域『障がい者合同就職面接会』を小野市エクラで計画されています。『就職面接相談会in北播磨』と題した就職相談会を、2月3日西脇ロイヤルホテルを会場に行い、北播磨地域の事業所30~35社程度参加予定です。
 さらに、ハローワーク梅田を会場に、新卒者や移住を考えている方を対象に、『新卒応援ハローワーク』を開催する予定です。
 兵庫県北播磨県民局も、若者を地元に戻すための取り組みに力を入れており、県と市町、ハローワークが協力していきたいと話されていました。大変心強く思いました。
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ハローワーク西脇・夏の訪問

2016-08-23 04:05:12 | 産業・労働・雇用
 8月22日、ハローワーク西脇の山下所長さんから管内の雇用状況を聞かせていただくために、訪問してきました。ハローワーク西脇には、3ケ月に1回のペースで訪問させていただいています。今回も、山下所長さんが、大変忙しい中にも関わらず、丁寧に対応していただきました。



 山下所長さんは、月報にしわき『労働市場』(平成28年6月内容)をもとに、説明してくださいました。
 有効求人倍率は、全国平均が前月比0.01ポイント上昇して1.37倍、兵庫県平均も0.01ポイント上昇して1.15倍です。西脇管内は、前月比増減なしの1.17倍です。対前年比0.09ポイント増ですが、今年1月の有効求人倍率が、1.3倍を超えていたことを考えると、下降気味と言えそうです。全国平均や兵庫県平均が上昇し続けているのに対し、西脇管内が下降気味なのが気になります。
 山下所長さんも、管内の有効求人倍率が下降気味になってきている原因をつかむべく調査されていました。大きな原因は、他のハローワークに比べ、正規の求人やフルタイムの求人が減ってきているためであること、ただ、これまであった正規の求人やフルタイムの求人が今年に入って減ってきているのは何故か、まだ実態がつかみきれていないと話されました。市行政や商工会議所、管内企業との意見交換を積極的に行っているそうですが、『求人を出しても応募者がないので、ハローワークに求人を出しても仕方がないと思われている』という意見があったそうです。そのため、どうしても必要な場合は、口コミで親戚や関係者から採用しているのではないか、また残業でカバーしているのではないかと話されました。
 管内の月間有効求職者数は、3,468人で前月比1.7%減少していますが、有効求職者数は2,957人で前月比2.3%減少しています。求人紹介も少なくなっているが、求職者も減っていると言えます。
 この間の特徴的なこととして、山下所長さんが話されたことは、面接会を行っても、理系関係の技術系の応募者が少なく、物作り関係の人材不足が深刻になっていること、一方、事務系の応募者が女子大学生を中心に多くなっているとのことでした。また、建設業、保育士、看護士、介護士の人材不足も深刻であるとのことでした。
 ハローワーク西脇として、人材不足関連の業種について、企業見学会を行いたいと考えていること、管内の出身者(大学新卒者)に地元企業への就職を進める(Uターン)ため、逢坂等のハローワークと連携した取り組みができないか現在検討しているとのことでした。
 ハローワーク西脇として、地元産業の活性化や企業の人材確保に対して、積極的に取り組もうとされていることが、山下所長さんの話を聞いていてよく分かりました。
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播州織の概要

2016-07-07 04:42:38 | 産業・労働・雇用
 先日、播州織工業組合から平成28年3月31日現在の『播州織の概要』と題された播州織の現状を知ることができる資料をいただきました。
 『播州織の概要』によると、播州織工業組合に加入している組合員(織布業者)は、平成28年3月31日現在181人で、織機台数は2,051台です。1000人を超える時期がありましたから、廃業された方がいかに多いかを物語っています。従業員は、男子439人、女子359人、合計798人です。
 開口装置別織機は、タペット919台、ドビー793台、ジャガード339台、合計2,051台です。織機の幅は、55~60インチが1,528台、61~70インチが174台、71~80インチが242台、81インチ以上が107台です。
 年間生産数量(検査統計に基づく)は、平成24年約4410㎡、平成25年約4213㎡、平成26年約4243㎡、平成27年3946㎡です。平成26年に生産数量が巻き返したかに思えたのですが、残念ながら播州織の生産数量は減少傾向です。平成28年1月~4月の生産数量は、対前年度比87.8%です。ただ、輸出比率は、平成25年11.5%、平成26年12.8%、平成27年14.8%と伸びています。円高による影響かもしれません。
 主な織物の生産数量では、綿変り織が18.2%と最も多く、続いて綿綾地16.0%、綿平地15.0%、綿ギンガム12.7%になっています。
 播州織を取り巻く環境は、まだまだ厳しい状況であり、生産数量も年々減少しています。産地として、大規模な受注に対応することができない状態になりつつあると言えます。一方、織布業者の中で、産元を通さず直接消費者棟と取引を行う方が増えてきています。
 今後、地場産業としての播州織をどのように発展させていくのかが、問われてきています。
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