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 東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

企業訪問㈱酒井精工

2008-05-23 08:32:55 | 企業訪問
 今日は、中区曽我井にある㈱酒井精工を訪問させていただきました。国道427号線を通る際、会社の建物を見て何を製造されている会社なのかと興味を持っていました。八馬専務と藤本部長がお忙しい中、対応していただきました。㈱酒井精工は、昭和14年尼崎市で、酒井鉄工所の精密機械工具製造部門として操業され、昭和20年に現在の中区曽我井に戦時疎開をされています。本社は大阪市にあり、名古屋営業所と製造部門の工場が中区曽我井にあります。
 ㈱酒井精工は、創業当初から雌ネジ(ナット)加工工具であるタップの研究開発と製造販売を一筋に行われています。私も、こんなにも様々な種類のタップ見せていただいて驚きました。主に、自動車業界から受注を受け、生産を行っています。新しい製品の開発が出来るように、技術部に力を入れ、業界からの様々な要望に応えられるようにされているとのことでした。他社が参入できない自社ブランドとして、特殊な物を生産することにより、安定的に経営を行われているようです。事実、タップについては、様々な特許をとられています。そして、タップ技術の延長として、手術用の医療器具の開発も行うようになっています。
 工場内も見学させていただいたのですが、一つ一つの製品を大切に扱っている社員の方の姿を見せていただきました。根気強く正確に仕事をしてくれる人を社員として迎えたいと言われていた専務の言葉が、よく分かりました。偶然、黒田庄中学校のバレー部の教え子に出会いました。彼は、身長は低かったけれど、レシーバーとして真面目に練習に取り組み、レギュラーの座を勝ち取りました。身長の高い下級生にも、自分の練習態度で指導をしてくれていました。そんな彼が、良い会社で働いていることに嬉しくなりました。
 部品を研磨する特殊な機械は高額ですが、数多く設置されています。ただし、日本製よりヨーロッパ製の方が良いとのことでした。現在、様々な原材料費が高騰し生産費用がかかっていますが、製品に付加させられないこと、むしろ受注会社からは値下げを迫られることもあり、経営上大変だとの話も聞きました。
 今回の㈱酒井精工訪問で、あらためて日本の技術の素晴らしさを感じさせていただきました。そして、その技術を支えているのは、やはり人であることも再認識をしました。そのため、根気強く仕事ができ、自分で考えることのできる人材の育成が大切だと感じました。
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加古川漁業協同組合

2008-05-21 15:22:32 | 企業訪問
 今日は、企業訪問の一環で、加古川漁業協同組合(加古川漁協)を訪問しました。加古川漁協の事務所は野村町にありますが、加古川市在住の池嶋組合長さんにご無理を言い、対応していただきました。
加古川漁協は、昭和50年に4漁協が合併してできました。加古川本流はもちろん、加古川に注ぐすべての支流も対象になっています。篠山川、佐治川も含まれるそうです。現在、組合員数は約1500名ほどで、毎年100名程度脱退されているようです。多いときには、3000名もおられたようです。漁協には、漁業権が認められていますが、反対に魚の放流が義務づけられています。平成18年度に実施した放流は、アユ8,000キロ、フナ10,000尾、ウナギ340キロ、アマゴ25,500尾、ニジマス4,500尾、ワカサギ300万粒、モクズガニ18,000尾、モロコ1,000尾で、約2740万円余を費用として使っています。
魚のすみやすい加古川の清流化を目指されており、年1回は組合員総出で清掃活動を行っているようです。現在行われている加古川の河川改修工事については、工事業者に川をむやみに濁らせないように指導をして欲しいとの要望もいただきました。釣り人口は減少気味で、全体としてマナーはよくなってきているが、一部ゴミを放ったままにしてあったり、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚を放流している場合があるとのことでした。
川の水は、下流部の方にとっては大切な飲料水であるとの認識を持って欲しいことを強く言われました。
コメント (7)
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㈱IST(アイ・エス・ティ)加美工場訪問

2008-04-19 13:52:17 | 企業訪問
 今日は、西脇市議会の杉本議長の紹介で、㈱IST加美工場の見学をさせていただきました。IST加美工場は、高齢者雇用を率先して行っている企業として注目していましたので楽しみに行きました。佐藤所長さんと橋詰センター長さんが、親切に対応していただきました。
 ㈱ISTは、本社が滋賀県大津市にあり、1983年に設立されたベンチャー企業です。歴史は浅いですが、高付加価値新製品を開発され、年々大きく成長されています。佐藤所長も創立から関わられたそうですが、創立時は4名だったそうです。加美工場は、ISTの製造工場として1988年に設立されました。
ガラス繊維とフッ素樹脂との複合材料開発をスタートに、不燃材料の開発を手がけられ、エアドームテント構造膜の開発、レーザープリンターのソフトオーラーの開発、不燃カーテンの開発、バイオ・遺伝工学の研究等、多種にわたる研究・開発に驚かされました。研究機関の絶えざる充実が、企業の生命線として考えられているようです。また、「日興テキスタイル」を設立し、毛織事業での伝統産業再建へも挑戦されています。



加美工場の特色の一つに、高齢者雇用を進めるGSL(素晴らしく満ち足りた人生の略)があげられます。60歳以上の第2の人生を生きがいと健康づくりを兼ね、働くというものです。具体的には、1日4時間勤務で、午前と午後で交代、週5日働きます。仕事内容は、単純作業が中心です。誰でも、いつ入っても、簡単にできることを基本にされています。工場の近くには、GSL会館があり、自分の余暇を仲間と楽しめるようになっています。
GSL社員の加美工場で占める割合は、20%を超えています。加美工場の正規の社員の平均年齢が30歳という若い社員が多い中では、GSL社員は、良い潤滑油にもなっているように思いました。
佐藤所長さんから西脇・多可地域が、兵庫県の「企業立地支援制度」の指定を受けていないため、現在工場の規模拡大を行っているが支援を受けられないとの、指摘がありました。早速調査したいと考えています。
㈱IST加美工場は、現在、大きな改築工事を行っています。この夏には完成するようですが、加美区の地域にしっかりと根づいた企業であることを実感しました。

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㈱SGU訪問

2008-04-15 17:50:57 | 企業訪問
多可町中区の杉原川沿いにある㈱SGUを、今日(4月15日)訪問したところ、後藤社長から直接説明いただき、工場内も案内していただきました。
 後藤社長は、NPO法人白ゆり会の理事長をされており、先日の障害者地域活動支援センターの開館記念式典で親しくお話をする機会を得ました。その際、私の教え子も㈱SGUにお世話になっていることや障害者の雇用に力を入れられていることを聞き、ぜひ企業訪問をしたいとの願いが実現しました。
 ㈱SGUのSはセクション、Gは後藤、Uはユニットの略で、後藤製作所と訳することができます。後藤社長は、高校卒業直後の18歳で織物工場を親戚の方に建てていただいたそうですが、播州織の不況の中で一旦工場を閉鎖し、平成元年に、奥さんと一緒に現在の工場を始められたそうです。仕事内容は、メーカーの家電製品(掃除機等)や門扉の組み立てを行っています。障害者雇用を積極的に考えられるようになったのは、14年前に知的障害を持った青年を頼まれて預かった時、その青年のお母さんが「自分達親が子どもより先に死ぬのだから、ひとりで生活できるように厳しく家庭でも教えてきました。会社でも、厳しく接してください。」と言われたことから、もし我が子だったらどうするかと考えるようになったと言われました。その青年は、現在も元気にSGUで働いていて、私も工場見学の際、出会いました。
 会社には40名を超える従業員がいますが、17名の障害者を受け入れています。そのうち、13名が正式な雇用関係を結んで働いています。障害者に対しても、「SGUは企業だから一生懸命働いてくれる人を受け入れます。しかし、怠け者は受け入れません」と言われているそうです。職員の方にも、「もし我が子だったらどうするかという気持ちで接して欲しい」と話しているそうです。工場見学をさせていただくと、職員の方とペアで作業をしていたり、いつでも休める休憩所を設置していたりと障害者の方が働きやすいような工夫がされていました。
 また、後藤社長は、兵庫県職親会の理事も勤められ、障害者雇用を広げる努力もしていただいています。社長が、障害者の雇用が広がり、職場で気持ちよく働き続けるためには、企業(経営者・社員)と行政(保健士・支援)、本人と家族の連携がしっかりとることが必要だと言われたことが特に心に残っています。
 まだまだ障害者の就労が進まない中で、身近に㈱SGUがあることを大変うれしく思いました。
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㈱オザワ繊維

2008-04-14 16:52:42 | 企業訪問
 今日は、前からの約束で和布町にあるオザワ繊維を訪問させていただきました。昨年も訪問させていただいたのですが、特殊な繊維を作られているとの新聞報道を見て、ご無理を言いました。お忙しい中、社長さんと副社長さんから直接話を伺うことができました。
 特殊な繊維とは、「パーリーコットン」と呼ばれるオザワ繊維が登録商標を受けた高級コットン素材のことです。「パーリーコットン」生地が良いのは、加古川の水が軟水であり、硬度が3~4度で大変糸染めに適しており、その上関連会社である㈱小澤染工が硬度0度にまで軟化させた水だけを使用しているため、非常にソフトに仕上がるそうです。さらに、糸に優しいカセ染め方式での染色と近代的なハイテク技術の融合により、綿100%でありながら高級感のある光沢が生まれてきています。
 「パーリーコットン」の生地は、素人の私が見ても大変高級感がありました。白地や黒地の生地を見せていただきましたが、従来の播州織にはない光沢を感じました。染色や織布など、播州織の技術力を最大限に生かしているように思います。
 また、オザワ繊維では、フランスのパリの「エス・モード」学校と提携して、商品価値を高めようとされています。新進デザイナーの様々な要望にこたえる素材を作り出されています。さらに、その開発に当たっては、中小企業地域資源活用促進法による認定を受け、今年から5ヵ年の計画で取り組まれていきます。国の制度も利用しながら、先を見通して取り組まれている姿勢に、安さで勝負するのではなく、高品質と高価値製品として勝負する、国内だけではなく国際的にも評価される製品を作り出そうとされる姿勢に感心しました。
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社寺工芸の伝統技術

2008-03-13 17:37:38 | 企業訪問
 黒田庄町黒田には、神社・仏閣の特殊な建築や屋根の葺き替えを仕事とされている会社、技術者の方が多くおられます。先日、その中の大城戸社寺工芸さんと大紀堂さんを訪問し、お話を聞かせていただきました。


 大城戸社寺工芸の社長の大城戸昇さんは、昨年兵庫県技能功労者表彰を受けられました。私の2級先輩で、若い頃より社寺工芸の技術を磨かれ、現在5名の若手を育てられています。地元の方が多いのですが、日高町から通われている方もおられます。技術の伝承が大変で、若手の育成に力を注がれています。私が訪問したときは、西脇市比延町の3つの祠の建築作業を行われていました。仕事は、京阪神が中心ですが、広島や横浜からも仕事の依頼があるそうです。それぞれ1年から2年がかりで仕事を請け負われています。
 大紀堂さんは、社寺工芸の一筋の伝統的な会社で、現在息子さんが仕事を継がれていますが、息子さんで6代目になるそうです。従業員5名で使い、忙しいときは独立した元従業員の方にも手伝っていただいているそうです。しかし、近年、文化財の改修工事が予算削減の中で少なくなってきているのが、大きな問題だと指摘されています。また、大紀堂さんは、建築よりも屋根の葺き替えを主体とされているのですが、材料である檜皮(ひわだ)の確保がしにくいことも悩みの種だそうです。
 社寺の屋根の檜皮葺を専門とされている方に、大西安夫さん、大城戸勘一さんがおられます。それぞれ、83歳、82歳と高齢ですが、今も元気に檜皮葺を行われています。お二人は、全国の由緒ある多くの社寺の屋根の葺き替えを手がけてこられています。例えば、大分の宇佐八幡宮や山口の瑠璃寺の屋根も手がけられました。私が訪問したときも仕事の最中でしたが、ナタで檜皮の大きさをそろえ手際よく作業を進められていました。
 特殊な分野である社寺工芸が、日本の伝統である神社・仏閣を守るためにも、技術の伝承が必要だと感じました。


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NHKテレビ「プロフェッショナル」

2008-02-20 17:57:35 | 企業訪問
毎週火曜日の夜のNHKテレビ「プロフェッショナル(仕事の流儀)」を、楽しみに見られている方は、多いのではないでしょうか?私もその一人ですが、昨晩放映の番組は、不況にあえぐ播州織を起死回生させるべく懸命に取り組んでくれている片山商店社長の片山象三氏を取り上げてくれました。


片山さんは、洪水のような安価な海外製品に対抗すべく、織物のコストと納期を5分の1に縮める機械アレンジワインダーを開発され、「第1回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」を受賞されました。私が大学卒業直後西脇高校の非常勤講師をした際、片山さんも生徒として在籍していたようで、以前から播州織について教えてもらっていました。大変な情熱家で、物事を前向きにとらえる姿勢に多くのことを学ばせてもらっています。



番組の中で取り上げられていた片山氏の「素人力」の考え方には、同感することが多くありました。素人だから壁を壁とも思わず、腰軽く動くことで、無理なことを可能とすることができます。「あきらめなければ、失敗はない」、何事も希望を持って取り組むことで、光が見えてきます。このことは、播州織をはじめ不況にあえぐ各地の地場産業にとって、必要な姿勢のように思います。
番組の最後に、「プロフェッショナルとは、どういう人のことですか?」という司会者の質問に、片山さんは「自分の仕事が人の役に立っているという確信を持っている、自分の仕事に誇りを持っている人」だと答えられていました。このことは、どの仕事にも当てはまります。
昨晩の番組は、播州織のこと、自分の生き方のこと、県議会議員としての仕事のことなど、いろいろと考えさせられました。
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㈱北口商店

2008-02-09 17:21:46 | 企業訪問
 黒田庄公民館下の県道沿いに、昨年末に㈱北口商店の新社屋がオープンしました。社長の北口茂一さんは、私の家の近くの方で、小さい時によく遊んでもらい、今も仲良くさせていただいています。
 1970年に、アルミ建材やガラス建材店として、北口商店は発足しました。その後、工業用ガラス加工を手がけられ、84年に株式会社化を行いました。さらに、黒田庄町内にある㈱大真空と提携し、光学用クロス切断も行うようになり、現在、人工水晶を薄く切断し、研磨を繰り返す中で、携帯電話や電子製品に使われるチップを生産されています。中国天津市にも事務所を構え、社員も50名余働いています。
 企業訪問をしようと思いながら、あまりにも近くだったため、おそくなり昨日(2月8日)やっと伺いました。北口さんは中国に行かれることが多く、久しぶりに村のことや西脇市のことなど、ゆっくり話すことができました。北口さんは、小さいときから苦労され、努力によって今に至っています。また、野球が好きで、黒田庄少年野球団を作り、今も団長として、野球少年の育成にも力を入れられています。㈱北口商店にも町内の方が多く働いており、町内の活性化に大きな貢献をされています。



新社屋は、人工水晶を加工する最新の機械が設置されており、スペースもゆったりとしています。日常的に会社を切り盛りしているのは、長男の専務や娘さん夫婦で、子ども達にも恵まれています。今後ますます発展する可能性を感じた企業訪問でした。
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(財)綿スフ織物検査協会

2008-02-09 15:36:27 | 企業訪問
 鹿野町の播織工業組合の建物の中に、財団法人綿スフ織物検査協会(略称メンケン)兵庫検査所があります。本部は東京にあるのですが、綿織物に関する公正中立な第三者の検査機関として、経済産業省の外郭団体として設置されています。
兵庫検査所では、23名の職員の方が綿製品の素材から完成品までの試験業務、国際基準による品質検査業務、企業現場へ出向いての品質調査・証明業務と多岐にわたる活動を行っています。
高見所長さんから、年々播州織の生産数量が減少している(対前年度比約10%減)実態を資料に基づいて説明を受けました。兵庫検査所では、生産数量の年毎の変化、月毎の変化、産元・加工所の生産数量等ほぼ播州織の実態をつかまれています。
試験部の木村課長さんに、実際の様々な試験を見せていただきました。毛玉ができやすいかどうか、紫外線を長時間当てると色の変化が起こるかどうか、伸縮具合はどうか、製品の組成分析など。
工場内での実際の検査では、真剣な眼差しで、綿製品を1枚1枚めくりながら調べられていました。私の黒田庄中学校での教え子も検査員の一員として仕事をしており、久しぶりに出会うことができました。就職して9年目だそうですが、真面目な性格で、検査員に向いているなと思いました。数量も多く、大変な仕事だと感じました。
日本国内での綿製品の生産地は激減しており、播州織以外では、琵琶湖北の高島地方、四国の今治、大阪の泉州などになっているそうです。当然検査数量も減っており、検査機関もかろうじて兵庫検査所があるだけだと聞きました。財団法人ですから、大きな収益を出す必要はないのですが、人件費を含め検査所を維持できる収益は必要となります。しかし、播州織の現状を考えると、委託検査費を値上げするわけにはいかない、また何かいいヒット商品が出て景気が良くなった時に、もうけさせてもらいますと所長さんは言われていました。
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(財)日本染色検査協会

2008-02-01 17:22:43 | 企業訪問
今日は、(財)日本染色検査協会(ニッセンケン)を企業訪問させていただきました。ニッセンケンは、昭和23年輸出検査法に基づき、染色整理加工を施した繊維製品の検査・試験の専門機関として60年近い歴史を持っています。西脇検査所を含め全国に13の機関があり、中国にも検査機関を置いています。
 私は、こうした繊維専門の検査機関があることを知りませんでした。繊維製品の品質向上をはかる上で、検査を行う第三者機関が必要だと思っていましたので、すでに60年近く前から存在していることに驚きました。
西脇検査所を訪ねると、所長さんが親切に応対していただき、様々な私の疑問に答えていただき、検査機器も見せていただきました。
ニッセンケンの事業内容は、
1.最新のJIS規格やISO規格などに対応し、製品の品質試験を行います。
2.工場へ行き、縫製品の外観、サイズ、出来映えを調べ、検針も行います。
3.縫製前の外観検反を熟練検査員が行います。
4.事故品の原因解明、絵表示のアドバイス等を行います。
 先日、播州織が地域ブランドとして認定され、高品質の織物としての品質保持がより必要となってきます。また、環境に優しい繊維製品に対する消費者のニーズも高まってきています。こうしたことを考えると、ニッセンケンの果たす役割がますます大きくなってきているように感じました。
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