5月1日(水)。昨日、平成31年は120日間で終わりを告げました 息子が帰京し 娘が休暇だったので、平成最後の日の昨夜、駅ビル5階のピザとパスタの店Oキッチンで会食しました
ピザもパスタもタコもハムも、どれもが美味しかったです
ということで、わが家に来てから今日で1671日目を迎え、今日から令和が始まるのにあたり、平成最後の朝刊を前に平成に別れを告げるモコタロです
平成の日本に戦争はなかったが それに匹敵する大震災が2度あったことを忘れない
昨日、TOHOシネマズ シャンテでロブ・ライナー監督によるアメリカ映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」(91分)を観ました
朝10時半上映開始の部の当日券を求めたのですが、ネット予約者を含め2階のスクリーン2は満席です。「翔んで埼玉」のような超娯楽映画でもないのによく入るものだと感心します
2001年の米国同時多発テロ事件を受けて、2002年、ジョージ・ブッシュ大統領は「大量破壊兵器保持」を理由にイラク侵攻に踏み切ろうとしていた 新聞社ナイト・リッダーのワシントン支局長ジョン・ウォルコット(ロブ・ライナー)は 部下のジョナサン・ランデー(ウッディ・ハレルソン)、ウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)、そして元従軍記者でジャーナリストのジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)に取材を指示する しかし、破壊兵器の証拠は見つからず、やがて政府の捏造、情報操作であることことを突き止める 真実を伝えるために批判記事を世に送り出していく4人だが、ニューヨークタイムズ、ワシントン・ポストなど大手新聞社は政府の方針を追認、ナイト・リッダー社はかつてないほど愛国心が高まった世論の潮流の中で孤立していく それでも記者たちは大義なき戦争を止めようと、米兵、イラク市民、家族や恋人の命を危険にさらす政府の嘘を暴こうと奮闘する
この映画は、ブッシュ大統領の演説など実際の映像を交えながら、記者たちの行動を描いています 2001年に起きたツインタワービル崩壊の映像は、今観ても衝撃的です アメリカ本土が外部から攻撃されたのは、史上初めてのことだったので、ブッシュ大統領をはじめアメリカ国民の怒りは並大抵のことではありませんでした しかし、当時のブッシュ政権にとっては、ビン・ラディンとアルカイダをせん滅するだけでは不十分だったようで、確たる証拠もないのにイラクが大量破壊兵器を保持していると主張して戦争を始め、若い兵士たちをイラクに送り込んだのです
二人の記者は政府高官や政府機関の内部告発者に接触し、事実の背後にある真実を追求していきます 「ニューヨークタイムズやワシントン・ポストが間違いで、弱小新聞が正しいだって?」と批判されながらも、彼らが怯まず真実の報道を続けることが出来たのは、支局長ウォルコットの「孤立を恐れず、どこまでも真実の報道に徹する」という確固たる信念があったからです
一番カッコいい支局長をロブ・ライナー監督自身が演じているのは、「いいとこ取り」じゃないの?と思わないではありませんが、役にはまっています
世界の超大国であるアメリカ合衆国の大統領が、自分の意に沿わない報道機関を「フェイク・ニュース」と平然と攻撃している現在の世界情勢の中で、真実の報道のために世界中で闘っているメディアを応援する意味でも、是非ご覧になることをお薦めします