近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

千葉県印旛郡栄町の龍角寺古墳群と岩屋古墳とは!そのⅤ

2012年06月01日 | 歴史
龍角寺古墳群巡りを続けます。龍角寺101号墳をご覧いただきます。





写真は、龍角寺101号円墳墳丘のサイドビューと正面像。

龍角寺101号墳は、坂田ヶ池を望む台地に位置し、6世紀に作られた古墳で、墳頂の埋葬部(木棺)の他に墳丘裾に箱型石棺が二つ埋葬されていたらしい。

本古墳規模は、この龍角寺古墳群で最大でも66mという小型のもので、墳丘の直径が24.1m・高さ3.6mで、3.5mと3.0mの二重濠を持っていたと云う。

出土遺物は、土師器・須恵器・直刀・鉄鏃・馬具・管玉・金銅製耳飾などのほか、埴輪には、円筒・人物・動物・家型など100基以上並べられていたらしい。







写真は、資料館に展示されている埴輪類。左上から、盾を持つ武人・巫女・水鳥・犬・馬・鹿や円筒埴輪。

他にも、猪・家などの埴輪が検出されたらしい。

埴輪の起源は弥生時代にまで遡るが、房総では6世紀末頃までには、ほとんど姿を消したと云う。