遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

立たないと歩けない

2018-03-05 09:08:38 | Weblog
2018年3月5日(月)
 人は2本の足で立って歩きます。1本足では歩けません。
 自分の足で歩こうと思えば、2本の足でまず立つことが
必要です。立ってその状態を保持しなければなりません。
脳梗塞による半身麻痺が後遺症として残っている人たちは
リハビリを受けながら回復を図っておられますが、うまくいって
おられない方もいることでしょう。
 私も平成17年に脳梗塞により左半身麻痺で歩けなくなりましたが、
このブログのように現在では完全とはいえませんが、見た目普通の人のように
歩いています、私なりに歩けるようになるには、どうしたらよいか?を考えてみました。
 まず、脳梗塞による半身麻痺とは、どういうことかを知る必要があります。
 ① 壊れたのは脳細胞で、筋肉ではありません。筋肉は正常で脳からの指示が正常ではないから、
  筋肉は思ったように動いていないのです。(筋肉は、指示通り動いています)
 ② 壊れた脳細胞は再生されます。されますが、生まれた時から蓄積してきたデータは復元されません。
  つまり初期化されてしまうのです。片側は赤ちゃんで反対側は今の貴方なのです。
 ③ 半身麻痺とは、背骨をはさんで片側が麻痺していることです。手足だけが見えているので
  手足が動かないだけではないのです。胴体もなにかすっきりしないでしょう。
  食べたり飲んだりすると、麻痺している側から意識なしでこぼれたりするでしょう。
 ④ 脳も何かしている(モゾモゾという感じ)様子はありませんか?
   脳もなんとかして回復したいと日夜がんばっているようですね。
 ⑤ 半身麻痺になった時点で脳からの正常な指示がこないので筋力はゼロです。
   あなた自身も動かないと思っているから、動かそうと思わないでしょう。
  (私も足や手は見えていましたが、動かそうと思っても足や手がない、と思いました
   頭の中をいくら探しても膝や肘が見つからない状態でした)

私は、私なりのやり方で歩けるようになりました。ブログの中で書いている方法で動かしたから
歩けるようになりました。最初の動かす方法を療法士さんは、分からないのです。
 私の義母も脳梗塞で半身麻痺になりました。私も初期の段階でリハビリを受けていました。
 見舞いに行ったとき、リハビリを見学しましたが、立たせて必死で歩けるようにと
努力されていましたが、甲斐も無く本人は諦めてしまって、車椅子の生活になり、今年なくなりました。
 12年の闘病生活でした。
 他のやり方で歩けるようになった方もおられます。「栗本 慎一郎」さんです。
 本も出しておられますので、読んだ方もおられると思いますが、簡単に説明します。
 彼は医師より首を30度以上上げてはいけないと言われて、ベッドに寝ていました。
 ベッドは電動ベッドで、いろいろと便利だったようです。何を思ったのかベッドを
立たせるよう傾けました。これだと首は寝たままです。傾きが強くなるとベッドの下側へ
身体がズルズルと落ちていきます。足がベッドの底板に届きます。そこで立ったような
状態になり麻痺側の足の感触を感じ、ゴソゴソとして足を見つけたのでした。
そして歩けるようになったそうです。詳しくは本やホームページで確認してください。
 私も栗本さんも医師からの指示ではなく、己自身の思いで行いました。
 皆さんは、いかがでしたでしたでしょうか?
 本人が、麻痺した手足を認識すると、療法士によるリハビリが有効になります。
 そのためには、あなた自身が立つことなのです。
 私なりに考えてみました。私もベッドの脇で立つ練習をしました。車椅子に
乗れるようになって、1週間後くらいからです。ベッドの防護柵につかまり立つのです。
両足で立つのです。2度ほど転びました。必死で防護柵にしがみつき、なんとか尻餅を
つくように収めました。立って転ぶと麻痺している側に転びます。そうすると無防備の
状況で倒れます。手は動かないでしょうから顔面あるいは頭を強く打ってしまいます。
 だから、十分な防護を行ってすることが必要です。身体を支えてもらいながらするとか。
リハビリ施設があるところには電動のものもあるはずです。それを利用すれば安全ですが
療法士さんが分かってくれるかが問題でしょう。
 あなた自身で立つことは可能でしょう。立った時に直立不動の姿勢にします。何かに
つかまり足を真っ直ぐにして全身に力を入れて立ちます。麻痺していないほうの足から
ゆっくり麻痺している足のほうへ体重を移すのです。移しながら麻痺した骨盤が押される
感覚があったら十分に感じることです。長時間は無理ですから感じたと思ったら麻痺していない側に
戻します。これを二、三度繰り返して終了です。この間、直立不動を維持します。
膝が曲がると確実に倒れます。何かにつかまっておく事は重要ですし、どなたかの支援も
必要です。これは、緊張と全身の力を必要としますので疲れますので、1日に2回が限度でしょう。
 それに、これが出来たからすぐに歩けるようにはなりません。それは、筋力がないからです。
 赤ちゃんだって最初は筋力ゼロです。三ヶ月ほどかかって首が座ります。だから、足を意識し
足全体の筋力を作らねばならないのです。貴方の大きな筋肉は見えています、だけど力はないのです。
力をつけるには時間が必要です。あせらずに続けることが大事です。療法士さんも貴方も先を
急ぎたがるでしょう。普通の人を見ると足先が動いて歩いているよう見えますから、足先を
動かすようなリハビリを行うようですが、足先は最後なのです。立つことが出来たら膝を
あげる訓練をすることです。これをしないで歩けるようになったとき、麻痺した足は外側をクルーっと
回って行きます。膝が上がらないからです。赤ちゃんは、ハイハイをします。膝を動かす訓練を
しているのです。そして骨盤と大たい骨を繋ぐ大腿四頭筋の一部を訓練しているのです
 リハビリは幹からやったほうが効果的でしょう。骨盤、膝、足首という順番で。
骨盤は三つの部分に分かれていることを、ご存知でしょうか?一枚ではないのです。
 最初、リハビリで立って足を動かすことをやっていた、と書いていますが、あれは片足で
立っていたのですね。麻痺した方の足は力が入っていないので他人は動かすのは簡単でしょう。
動かして動きましたと言います。
 患者本人が自分で動かしたという実感がない限り歩けません。自分の二本の足で立っているという
実感が必要なのです。そうでないと脳へデータが行かないのです。
 まずは立つことです。両足に力を入れましょう。

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