遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

2016年7月20日

2016-07-20 23:58:31 | Weblog
7月20日(水)
 先日、地元にあるNHKのライブラリに行った。昔の映像を見るために。
 お目当ては、驚異の小宇宙 人体Ⅲ 脳、再生工場
 壊れた脳を、いかにして再生するか、といった映像です。
当時、見たのですが、自分に関係するなんて思ってもいなかったので
再度見ようと思い立ち、NHKに確認していきました。出版物もあったのですが、
既に廃刊になっており、手に入りません。以前は図書館にあったのですが、今では
ないようです。1995年出版でした。今回映像を見たのですが、放映は1992年でした。
新しく再生された神経回路はあらゆるところからシナプスが伸びてきて回路が作られます。
よく使われる回路に大きなパルスが流れ、流れが少ない回路は消えてゆく。だから、何かしようと
すると、神経科路にはあらゆるところからパルスが来るのです。手足の筋肉のすべてに信号が
いきます。動くべき筋肉を指定できないのです。だから動かない、動けないのです。指定できないの
ですから、頭の中で手や足が認識できないのです。どうすれば、動くようになるのか?
他人が動かしても、動くようにはならない。あかちゃんも同じです。
赤ちゃんは、いつの間にか歩けるようになっている。誰が歩き方を教えたか?誰も教えていない。
けど、歩けるようになっている。
 本人の意思なんです。本人が動かそうとしているのです。それにしたがって必要な神経回路のパルスが
増加していくのです。それを続ければ不必要な回路は消えていき、必要な回路だけになって簡単に動かせるのです。
脳梗塞で半身麻痺になった患者の多くは、医療機関から「手足は動きません」と、言われたり、リハビリは他人が
してくれると思っています。本人の意思がなければ、手足は動くようにはなりません。身体の半分は普通の大人、
後の半分は、生まれたばかりの赤ちゃんの身体。大人の身体は赤ちゃんの身体より大きくなって、重量もあります。
健常者は手や足の重さを意識したことはないでしょう。そして筋力がゼロになったことも。今の現状が認識できないで
います。打開するのは、患者本人の意思いかないのです。動かなくなった手や足を絶対に動かして、以前みたいに
走るぞ!というような強い意志が必要なのです。何度も言っているように、医療機関は、動くようにするリハビリの
処方箋をもっていません。脳は、本人が行った分、出来るようにします。本人がした分は脳に記録されるのです。
他人がした分は、脳は働いていないので記録されないのです。本人がした分だけです。記録した情報が確認できるまで、期間が
必要なのです。出来ないからといって途中で止めれば、確認できていないので必要な神経回路は出来ません。

何もしない患者は、筋肉が細くなり硬くなって、縮みます。そんな人々は、社会から見えません。
何が必要なのか?壊れた脳はどのようにして再生するのか、というような知識と患者自身の身体の認識
(健常者に聞いてもわかりません、自分の身体に聴くしかない)何がしたいのか?それをやるぞという
強い意志と続ける力。赤ちゃんを見て判るように、一つのことを最低3ヶ月続けなければなりません。
私は、10年過ぎた今も、自分のリハビリを続けています。
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