「人間というのは
30過ぎると走り出すんだよね」
ある時ふと次男の良純がいいました。
それがなぜか妙に耳に残っています。
彼は日頃走るのが好きで、
高じてハワイのマラソンに
今まで三度ほど出場しています。
そういえば確かに、
彼が走り出したのも
30過ぎてからのことだった
私も確か30歳になってから
また急に走り出したものだった。
その動機は「老い」でした。
30歳にして「老い」とは
大袈裟なといわれるかも知れないが
知る人ぞ知るだ。
その知る人とは、当人自身です。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
この本では良純さん
4時間を切るランナーだとか
オリンピック代表の記録が
2時間10分前後だとすると
大したことないようだけれど、
トップアスリートと
マラソンオタクとの差は
とんでもないくらいの格差があることを
僕自身も知っている
トップアスリートとはまるで
超人としか言いようがない
そんな爆発的で強靭な
体力と精神力の持ち主なのである
それを考えると
スキージャンプの葛西選手とか、
今年もリオ五輪を目指して
頑張る水泳の北島選手などは
本当にレジェンドだといえる
僕が初めて老いを感じたのは
大学を卒業して水泳選手を引退したとき
それまで、泳ぐたびに記録更新していた
でも、高校を卒業してから20歳を超え頃には
自己ベストを出すのは至難の技
まして就職を考える歳になれば
もう記録更新は断念し引退したものだ
これを老いと言わずなんと言えよう...!
早起き鳥
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