すべての人間は脳の働きによって
コントロールされていますが、
例えば老いを感じて愕然とするのも、
このまま年をとってたまるかと
反発し歯をくいしばって走り出すのも
若者を眺めてうらやましいと思うのも、
すべて脳の作り出す
さまざまな感情の所以です。
よく人間は感情の動物だといわれますが、
喜怒哀楽さまざまな感情の表出は
あくまで脳幹がもたらすものです。
世間では人の心は
体のどこにあるのかとよくいいます。
心とは胸にあると思われているが
すべての感情が脳幹の働きによっている限り実は
人間の心は頭の中にあるのです。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
脳幹といってもピンとこない頭の中
昔、脳幹とは運動神経を
司ると思っていたけれど、違うようだ
喜怒哀楽のさまざまな感情は
すべてこの脳幹がもたらす仕業とは
驚きである
悲しいときは胸が痛むし
怖くてドキドキするのも心臓の鼓動が脈打つ
だから感情とは心、ハート、
心臓だと思われているが
よく考えれば感じるのは心臓じゃなく脳
それはなんとなく理解できるし
魂レベルのよく分からない心のことは
すべて脳が処理してくれる
僕は感情を掌握しているのは
右脳ではないかと信じていたが
脳幹がすべてを取り仕切っていたとは驚きである
心の働きを強くするには、
より苦しい心を経験して
それを克服することで強くなれる
それしか強くするすべがない
生半可なトレーニングで鍛えようなどと
そういうレベルのものではない
否応無しに突然起こりうる事態に対して
どう立ち向かうか
強い人であればあるほど
脳幹が発達しているってことになりそうだ
早起き鳥
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