俗に「出る杭は打たれる」
とか「高い樹は風当たりが強い」という。
そうかと言って精進努力を
惜しんではならないのである。
ただ、人間界では成功すればするほど、
そのぶん妬みを買うのが
世の常というものであろう。
光によってできた陰を
厭う必要はない。
むしろそういう場合には
身を屈めておけばよい。
逆風に帆を張ることが、
さらに船を進めることになる
道理であろう。
「生き方。死に方。」 著 西村 惠信
自分の胸に手を当てて顧みて
他人の成功を妬んだこと
自分が他人から妬まれたこと
どちらも陰湿、
あまり思い出したくもない
でも逆風に帆を張るがごとく
抵抗勢力が強くなればなるほど
少しの力で
上昇気流に乗れることは実感
それは本当に不思議というか
セスナ体験飛行機で
離陸急上昇の感覚とまるで同じ
これは癖になるほどの快感
でも着陸の不安があるかから
気持ちは引き締めて
謙虚にそして大胆に
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在10位◆◆
悟った人でも
美味しいものは口にしたいし、
綺麗な人を見れば
うっとりするだろう。
まだ煩悩がいっぱい
残っているから
「有余涅槃」
(煩悩の残っている悟り)という。
「無余涅槃」
は死ぬことである。
死んでしまったら、
どんな人間も
もう煩悩のない仏さんだ。
有り難いことにこの国では、
どんな悪人でも死んでしまったら
「成仏」である。
「生き方。死に方。」 著 西村 惠信
死ぬことを恐れずに
たくましく生きる
死ぬことは恐ろしいから
どんなことをしても生き抜く
いろんな生き方があると思う
生きている自分を苦しめる
煩悩と死の恐怖
自分とすればもう
死ぬことを恐れることも少ない
煩悩も加齢とともに
薄くなってきたような
死の恐れが軽くなることが
煩悩が軽くなる
すなわち悟りに近づくのかも
朝の通勤時間、
ラジオが言っていた
孤独死は、
本当にみじめな死に方だろうか
ある意味
誰にも迷惑をかけず
一人で生き抜き
寿命を全うして餓死する
もっとも理想的な
死にかたではないか…?
そう言われてみれば
苦しまないのかも
世間が最悪の死にざまだと
勝手に評価しているだけなのかもしれない。
朝から縁起の悪いネタで
申し訳ないです
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在10位◆◆
部屋の前のスリッパが、
向こう向きにきちっと
そろえてあるのを見れば
中にどんな人がいるかは
見なくても分かる。
履き物に注意を
払わないような人は、
一時が万事において
乱れた人として間違いない。
身体で一番大事なところは
何処かといえば、
大概の人は頭をさすであろう。
しかし禅からみれば、
「一人ひとりの足下に、
自分が存在するだけの
十分な場がある」
「生き方。死に方。」 著 西村 惠信
履き物をそろえろ!
とは何故か読書で学んだ言葉
ちょっと不思議な気がする
禅での教えを本を読むことで
学ぶことができ
広く生き方、考え方を学ぶことができる
読書とは本当に素晴らしい
でもたまには禅寺に行って
修行の体験をするのも良いかも
その修業の空間に身を置くことで
改めて照顧脚下の意味の
深さを体験できるだろう
トイレから出る時、
トイレのスリッパを
きちんとそろえる
何気ないことなのだが、
腰をかがめてスリッパをそろえる
できそうで、できない…
でもやれば、何と簡単なことか
それでいてそろえ終えた後の爽快感
何んと爽やかなこの気持ち
うれしいような、恥ずかしいような
それでいて凄く良いことをしたような
ちょっとした配慮が自分の心を整える
ありがたいことである 合唱
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在10位◆◆
赤ん坊に出来ることで、
大人にはできないことが二つある。
一つはその純粋な反応である。
一々それが、
「何であるか」とか
「何故か」とか
「如何にすればいいか」
というような判断を一切しない。
も一つは対象物に対する
反応の素早さである。
鏡のように無心に
前のものを受け止めるだけで、
予想とか記憶と言うような
執着がない。
「生き方。死に方。」 著 西村 惠信
赤ん坊の驚異!
そんな目で見たことがなかった
全く面白い
そういえばあの天真爛漫な顔で
何かに飛びつくしぐさは
動物の俊敏性を垣間見る
あの赤ん坊の無心
そして反応の素早さ
人間の持つ素晴らしい超能力
その能力をさらに高める
努力を怠った人間
己の変なこだわりから
能力に蓋をしてきたのかもしれない
無心とか素直さとか
そういう、原点ともいうべき
心のありようこそ
我々が求める究極の姿
初心に戻るとは
赤ん坊の心根に戻れと言うことか
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在10位◆◆
徳川期の禅僧白隠は
「独り按摩」という
健康法を説いているが、
その「最後の一訣」でずばり、
「長生きとは長い息なり」
と書いている。
九十七の長寿を生きた
妙心寺の古川大航管長は
人から長生きの秘訣を聞かれて
「ただ息をし続けてきただけだ」
と言われた。
まことに人生の根本は
この一息から始まるということだ。
だから一息一息が決して
疎かな一息であってはならないのだ。
「生き方。死に方。」 著 西村 惠信
一瞬一瞬を
悔いの無いように生きる
長い息、腹式呼吸
集中力を増すための方法として
自分も良く使うが
集中するまで辛抱ができない
10も数えたか数えないかで
もうはや雑念がわく
凡人の極みである
でもその雑念とともに仲良く
さらに長息、腹式呼吸を続けていると
睡魔が襲ってきて
瞼がふさがってくる
どだい、根っから気が散るタイプ
集中しようなど
愚かなことかもしれない
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在 7位◆◆