ある日彼は、
信州に日本一親孝行がいると聞いて驚き、
わざわざ会いに行った。
どうすればもっと母に
親孝行ができるか
という思いからであった。
信州の息子は
折しも山仕事に出ていて、
今は留守だという。
待っていると、
やがて息子が山から帰ってきた。
それを見て老婆は立ち上がり、
川に行って桶に水を汲んできて、
自分の手で息子の脚を洗い、
丹念にそれを拭いてやったのである。
「生き方。死に方。」 著 西村 惠信
親を温泉に連れて行ったり、
肩をもんだり、
いろいろしてやることが
真の孝行なのだろうか
ちょっと考えさせられたお話し
視点をどこに置くか、
自分に置くのか
老いた親に置くのか
おのずと価値観が違うわけで
親が本当にうれしことは
息子の世話を
やくことなのかもしれない
自己満足に終わる孝行では
意味がない
でも時と場合によって
使い分けることも必要だろう
早起き鳥
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