早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

老いた母にそんなことさせて、それが孝行…?

2012年06月07日 03時10分34秒 | 読書





ある日彼は、
信州に日本一親孝行がいると聞いて驚き、
わざわざ会いに行った。
どうすればもっと母に
親孝行ができるか
という思いからであった。

 信州の息子は
折しも山仕事に出ていて、
今は留守だという。
待っていると、
やがて息子が山から帰ってきた。

 それを見て老婆は立ち上がり、
川に行って桶に水を汲んできて、
自分の手で息子の脚を洗い、
丹念にそれを拭いてやったのである。
 「生き方。死に方。」 著 西村 惠信


     
     






親を温泉に連れて行ったり、
肩をもんだり、
いろいろしてやることが
真の孝行なのだろうか
ちょっと考えさせられたお話し

視点をどこに置くか、
自分に置くのか
老いた親に置くのか
おのずと価値観が違うわけで

親が本当にうれしことは
息子の世話を
やくことなのかもしれない

自己満足に終わる孝行では
意味がない

でも時と場合によって
使い分けることも必要だろう
     早起き鳥




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