人間は、時として
「思い切る」ことが肝要である。
これができないと、
いつまでもぐずぐずと逡巡し、
自分を苦しめるがかりで
スキッとした気持ちになれない。
駄目なものは駄目と
みずからの断を下す
勇気こそ必要である。
いつまでも、
なんとかならないものかと
縋りついていても
物事は解決しない。
自分の縄で自分を縛るほどに
馬鹿なことはないのだ
「生き方。死に方。」 著 西村 惠信
サクラマスという魚
年の暮れに生まれて一年あまり
生まれた川で過ごす
そして川を下って大洋を回遊し
生まれた川に戻る個体を
サクラマスという
海に下らず川に残る個体を
ヤマメをいう
生まれながらに
餌を取る能力が優れていれば
海へ下る必要がない
でもその能力が劣る落ちこぼれは
海へ下って
海の豊富な餌を取る必要がある
生き抜くために…!
サクラマスは海に下る
決断をした瞬間から、
体表が銀色に変わり、
海へ下るさまざまな
身体の変化が起こる
サクラマスの決断とは
凄まじい覚悟
そして大人が抱えるような
大きなサクラマスになって
故郷の川に錦を飾る
懐かしい生まれ故郷の川で
出会った海をしらないヤマメの兄弟に
「ざまあみろ…!」
川に残るか
川を下って海に行くか
決死の覚悟で決断という
意思が運命をわける
ヤマメとして生きるも良し
サクラマスとして生きるも良し
いつまでもぐずぐずと
決断できない個体は
淘汰される運命にある
「僕はサクラマスになりたい…!」
そういう子供たちが沢山いるのが誇らしい
早起き鳥
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