早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

しつけ、愛の鞭、そして体罰…!

2013年02月06日 03時13分10秒 | 読書




僕は自分の娘を
一度だけ殴ったことがあります。
娘が三歳くらいの時です。

娘がトイレ掃除用のバキュームを
振り回して遊んでいて、

止めなさいというのに
面白がって止めない。
そのうち僕の顔にトイレの水が
引っかかりました。

その時、いきなり平手打ちで
娘の頬を張りましたが、
その時僕を支配していたのは、
まちがいなく「怒り」でした

「しつけ」とか「愛の鞭」とか
たいそうなものじゃなくて、
ただ、本を読んでいたのを邪魔され、
気分が害して怒ったのです。

娘が火が点いたように泣きだして、
はっと我に返って、
深く反省しました。

 「疲れすぎて眠れぬ夜のために」
        著 内田 樹


     
     













大阪桜の宮高校での
体罰問題を発端に
全日本女子柔道界にもおよび
いま、社会問題になっている体罰

昔は親、先生、先輩
などからのしつけで
殴られることなど日常茶飯事
その痛さが躾けだった

子供は殴られた痛さを忘れず
親は殴った痛さを感じ
モノの善し悪しを学習してきた

内田先生が
娘さんをぶったこと
素直にすぐ反省されて
きっと娘さんを
抱きしめたのだと思う

でもこれが躾けのため
止むを得ないと
自分の気持ちを偽ったとしたら
それは体罰となり

上から目線の
絶対服従の上下関係を
つくることに
なってしまいそうである

そしてこれから先
なんども殴らなければ
ならなくなるかも…!

     早起き鳥





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