私は若い頃から一生懸命という言葉が好きだった。
そしていつも(一生の命を懸けてやるんだ!)と
心の中で叫んでいたのもである。
そこで気づいたのは「小便が赤くなったことがあるか」
など、幸之助さんが使った言葉の迫力である。
私はこの「赤い小便」の話に幸之助さんの「命がけ人生」を見た。
それだけではない。
「百の力を百五十に出す土性っ骨」という言葉にしびれた。
「読書術」 伊吹 卓著
根性にまつわる言葉に出会うと熱くなるのは
同じ世代ではないが、気持ちが通じる思いがする。
「赤い小便」の経験は無い。
でも「血反吐を吐く」とか土根性とかいう言葉はなじみが深い。
兵役にとられた、昔の大先輩のことを思うと
まだまだ、自分は甘いが、
「赤い小便」を松下幸之助翁の「若さに贈る」から引用してみた。
「商売というものはひじょうにむつかしいものだ。
きびしいものだ。いわば真剣勝負と同じだ。
だから、大きな心配事にぶつかると、
どうしたらこの困難を克服できるかと、
あれこれ思いめぐらして、
眠れない夜を幾晩も明かす。
それほどの心労を重ねなければならない。
心配し抜き、考えに考え抜く、心労のあまり、
とうとう小便に智が混じって赤くなる。
そこまで苦しんではじめて、どうしたらよいのかわかり、
心が安定し、そして新しい光が見えてくる。
道が開けるのだ。」
ストレス…!を乗り越えて、
苦しみぬいた人だけが、歴史をつくり
未来に夢を語ることの出来る人財なのだと思う。
早起き鳥
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