ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第三次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。 |
細かいことはわからないが、クリストファー・ノーラン監督作。予告編を見る限り、映像もいい感じ。まあ、間違いないだろうと考えた。
同監督作品は「マン・オブ・スティール」(’13)、「インターステラー」(’14)の2本を劇場で見た。なんとなくだが、前者(の監督という)イメージが強く、あることを忘れていた。同監督の作品は、後者のようにやや難解なものもある。
本作は丁寧な作りの作品だが、(ややネタバレ)同じ場面を、自分側と未来からの敵の視線で二度見ないと、ものがたりが腑に落ちないことがあると思う。
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未来から_ _ _で、どんな?
未来から敵がやってくる。それはそれでいいが、どれくらいの未来か言及はない。未来の設定だが、「武装の差」があまり顕でない。第三次世界大戦とかニュークリアホロコーストとの言及があるものの、未来の描写、言及がほぼ無く、わかりにくいものがたり設定だと思う。
前半は全貌がつかめないまま。観客も主人公も異様な状況にアタフタする。徐々に状況をつかめるようになってから、彼は活躍しはじめる。
主人公の名前はProtagonist(主役)
彼は特殊部隊の隊員。最後まで見ると、ものがたりは彼が起点であることが、よ~やっとわかる。
Protagonistを演じているのはJohn David Washingtonという俳優。Denzel Washingtonの息子で元プロフットボール選手という経歴である。バックグラウンドを全く知らないまま見たのが、アクションはすごい。でも、俳優としては普通だろう。ただ、いかにも「起点です」という感じが、よくも悪くも、出ていない。
自宅で2度3度と見る作品
謎解きは劇場で見ただけではわかりにくいと思う。それから、謎のキーワード、、、たぶん使われていません。
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評価が難しい作品だと思います。