子どもの数:13万人減、1725万人で最低を更新
…27年(1982年から)連続減少
総人口中の割合は、13.5%
…対前年比0.1ポイント低下
男女別は男子884万人、女子841万人
僕が高校の先生になったころ、県立高校の標準サイズ(定員)は、1学年10クラス、1クラス定員45人だった。数年後、ピーク時(第2次ベビーブーマー)、各学校は10クラス×2学年、11クラス×1学年、計31学級で運営されていた。これは標準で10クラス×3学年のところ、1学年(3年間)だけ、11クラスの学年があることを意味する。当時これを「たまごひとつ(を、飲み込む)」と言っていた。このクラス数・定員だと、おおよそだが、全校生徒の定員は1400人弱になる。だが、実際はもっと定員は多かった。これは、クラス定員が規準では45人のところ、入試倍率(試験日の倍率)が、定員の20%超の場合、クラス数と同じだけ(またはその2倍)合格させることができ、大体どこの学校の校長もその通りにしていたからだ。僕の経験では11クラス×48名が最大。528名の学年の経験がある。
現在はどうかというと、1学年8クラス、クラス定員40名である。現任校の入学定員は320名。クラス数はもっと小規模の学校もある。県立高校も徐々に統廃合が進んでいく。高校は一度生徒を入学させると、最低3年間は、なんとしてでも存続させなければならない。結果統廃合の計画は5年スパンくらいで考えないと動かない。今年埼玉県でもまた新規統合高校が発足し、いくつかの学校がその役目を終え閉校の運びとなっている。僕の教員キャリアが終わるころには、かなりの、「(自治体名)+(方位)高等学校」がなくなっているだろう。
そんなことを連休中考えた。