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肉食の系譜
2019 世界大恐竜展 in 岡山シティミュージアム
まず大時代的なタイトルがいいですね。岡山理大でタルボの全身が見られなかったことが頭に残っていて、必ず見ようと思っていた。もっとモンゴル色が濃いのかと予想していたが、そうでもなくて全般的な地方の恐竜展だった。
スペースが限られているので、最初のイントロから三畳紀までは小さめの部屋で、ジュラ紀は広い会場にディプロドクスを中心にアロサウルス、ステゴサウルスなどを配置。つなぎに白亜紀前期が少しあって、上の階の白亜紀後期はほぼティラノサウルス類で、岡山理大のタルボ全身骨格で締めくくる構成になっている。ディプロドクスの奥の壁側に展示された小型の標本類は全て獣脚類なので、ステゴ以外は鳥盤類があまりいなくて、角竜が好きな子供には寂しかったかも。しかし最後の発掘・組み立て体験や恐竜ライドは恐竜展として欠かせないでしょうし、実際に大盛況でした。おみやげショップも意外と充実していた。
羽毛ヘレラ。
羽毛フィシス。つまり2009砂漠の奇跡や、2012恐竜王国の時の企画業者が全面的にサポートしているのですね。
定番のアロサウルス対ステゴサウルス。ステゴサウルスのトゲが刺さったアロサウルス尾椎もあります。
全身が知られている確実な最大の恐竜は、依然としてディプロドクス、と石垣先生が子供たちに解説しておられました。
奥の壁には孔子鳥、始祖鳥、コンプソグナトゥス、シノサウロプテリクス、ミクロラプトル、アンキオルニス、カウディプテリクスなどがひと通りある。
このドロマエオサウルス生体模型は、羽毛とウロコのあしゅら男爵(わかる人はおっさん)なんですね。できれば羽毛サイドを見たかった気もします。
これは貴重なモノロフォサウルスのレプリカ。塗装などがイマイチとしても、これは本当のレプリカですよね。左側は特に貴重なはず。現在も流通しているなら入手したいくらいだが、多分今はなさそうな。
ノスロニクス全身骨格。ファルカリウスも付き添っている。
砂漠の奇跡のカルカロ生体復元。なんて懐かしい。
階段を上ってティラノサウルス類の進化に入ると、リスロナクス全身骨格がいる。ティラノ頭骨もある。ロボットは、ジェーンをモチーフにしたにしては太いような気がするが、定期的に吠えていた。
これも懐かしいタルボ亜成体の頭骨。これは床の間に置いて毎日拝みたい。
ジェーンもいる。トーマス・カーの研究でやはりティラノサウルスの亜成体という結論だが、ナノティランヌスという種がいてほしい気もする。
岡山理大の卒業研究のタルボサウルス全身骨格。ようやく会えた。
昔は頸椎が屈曲しすぎだったりしたので、自然な姿勢になって良かったです。ただ肩甲骨に対して上腕骨の角度はどうなんでしょう。少し前方に曲げすぎのようにも見えるが。。
全体として、予想とは少し違ったが充実した時間を過ごせました。帰省して久しぶりに親戚に会ったかのような懐かしさが感じられました。
お土産は恐竜テープディスペンサー。セロテープを切るのに、ティラノ型である必然性は微塵もないところが良い。
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