tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

turkish night show

2019-09-25 23:17:20 | プチ放浪 都会編



トルコは2回目。前に観たSultana's 1001 nights show in Istanbulは2011年5月。
5月の連休が終わった日程で、イスタンブール(イスタンブル)を廻っている。連休明けで航空券が安くなったタイミングを見計らってのことだった。

その時から8年。サルタンのお店は変わっていなかった。
https://www.sultanas-nights.com/
ナイト・ショーの内容もほぼ8年前と同じ。変わったのはベリー・ダンスのダンサーたち。そして、ぼくのカメラ。
当時、画像素子センサーの感度が当時使っていたカメラよりも数倍良くなり、写真表現の幅が広がった。といっても、激しく変化するステージを照らすスポットライトのおかげて、撮影が難しいのは当時とまったく同じではあるが。

前回の席はステージのほぼ正面。一人でテーブルに着いたために奥の方に押し込められた。それに比べると、今回の席はステージの横だったので、光の周り具合は幾分かマシな感じ。7名の団体で繰り出したのだが、独り身のぼくは一番遠い席に座らされたのは言うまでもない。
席が末席ということを最大限に利用して、席から離れ、だれにも邪魔にならない壁際で撮影。ベリー・ダンスのショーを観に来て、写真を撮り続ける客もぼくぐらいのものだろう。それでも、思うようには写真が撮れていない。カメラの性能が上がったとすれば、ぼくの腕がまだまだということだ。




ありがとうトルコ

2019-09-24 22:32:55 | 日記

トルコの領空に達した時、その飛行機の機長は「WELCOME TO TURKEY」とアナウンスした。次の瞬間、機内に歓喜の叫びと、大きな拍手とが起こる。
心からほっとした乗客の一人が、そばにいたキャビン・アテンダントに声をかける。「ありがとう」。
その声にトルコ航空のキャビン・アテンダントはほっと一筋の涙を見せる。彼女もイラン・フセインの空爆が怖かったのだ。乗客の手荷物よりも、客室の毛布を優先してキャビネットに詰め込むうような日本航空のキャビン・アテンダントには、とうていできない自己犠牲の勇気だ。

1985年3月19日、2機のトルコ航空の飛行機がテヘラン空港に緊急着陸し、自国民および日本人216名全員を乗せイランを脱出。イラン上空を飛ぶ航空機を無差別に攻撃するとサッダーム・フセインが宣言したタイムリミットの1時間15分前だった。

この時、イランに住む日本人以外の外国人はおのおの自らの国の航空会社や軍の輸送機によって順次イランから脱出した。ところが、日本においては日本航空のパイロットと客室乗務員が組織する労働組合は、組合員の安全が保障されないことを理由に政府専用機による日本人救出を拒否。
イランとて、日本航空の旅客機を戦闘機で護衛するわけにはいかない。しかも、外国人が皆無になれば自国の爆撃が決定的になる。日本航空はイランのこうした出方を見越してのことだろう。
当時の自衛隊は外国における活動を人道目的を含めて想定しておらず、また、イランまでノンストップで飛行できる航空機が配備されていなかった。
なお、トルコ機は自国が近隣に位置することから陸路での脱出もできる自国民よりも日本人の救出を最優先し、実際この救援機に乗れなかったトルコ人約500名は陸路自動車でイランを脱出。

日本は戦後、目を見張る経済発展を果たした。その間に忘れてしまったものがたくさんあるように思えてならない。


去りゆく夏

2019-09-23 20:06:19 | 自然遺産



そういえば旅先で知り合った女性も北国生まれ。北の国の人たちに、彼女の笑顔を思い出した。
北の国の夏ははかなくも短い。ちょうど野の花が、春を迎えて一斉に咲きそろうように、短い夏の間は本当に笑顔がはじけるのかもしれない。
カナダ、モンゴル、そして知床。
去りゆく夏をいまは楽しんでいる。



共存

2019-09-11 23:10:23 | 自然遺産

知床のあちこちに接近や餌付けの禁止を呼びかける看板が設置されている。クマを猛獣とは考えず、観光客によるエサやりや自然遺産への食べ物の持ち込みが問題となっているようだ。
一部のマナー違反が、他の観光客や住民までも危険にさらす。クマに接近することで観光客が襲われる危険性があるのはもちろんだが、クマにとっても『人間は怖くない』と思いこんでしまい、人里に出没するようになる。
人に馴れて人里に出没したクマは、最終的に駆除されることになる。

世界自然遺産として知られる知床半島には、野生のヒグマが約500頭生息すると推計されている。クマにはなるべく近づかないようにして、クマと人間が適切な距離を取ることがとても大切だ。ぼくらはヒグマの生息地にお邪魔している。主役はかれら。