切り替えたパスポートを受け取りに行く途中のことだった。
電車に乗ろうと近くの駅の階段を上がったら、青い着ぐるみのイルカが派出所のおまわりさんに連行されていた。
青いマスコットキャラクターが、白日の下、両脇を婦人警官と警官の2人に抱えられて歩いていたのだ。
2人の制服の警官の間の真っ青なイルカ。。
あまりにも日常とはかけ離れたそのシーンに遭遇したボクは、しばらくあっけに取られたまま3人を見送るしかなかった。
3人が通り過ぎてから、カメラを持っていたことに気がついてコンデジでその情景を写そうとしたのだが、写真を撮ることはできなかった。
さらに電車で街中まで出て、今日は市の消防隊の出初め式があることに気がついた。駅前の広場で消防音楽隊のコンサートが開かれていた。そしてそこにも、イルカの着ぐるみがいた。
つまり、近くの駅でイルカの着ぐるみのまま連行されていたのは、消防関係の人だったのだ。
ボクの住む町の駅前のスペースでは、朝の出勤時に政治家が演説したり、女性のアルバイターがティッシュを配ってたり、あるいは、ストリート・ミュージッシャンがギターを弾いていたりする。
でも、これまでに政治家などが警官に連行されたりする姿を見たことはない。
基本的に駅前のスペースで何かをしようとする時は、届出が必要なのかもしれない。そして、今日のイルカの着ぐるみは、それをしてなかったのだろうか・・・。
ストリーテーラーとしていろんな話の展開を考えたのだが、残念ながら愉快な話浮かばない。そもそも、何の罪もない着ぐるみを連行するのは、ひょっとしたら、嫌がらせによるものなのだろうか。。
実は、連行されていた着ぐるみの中は若い女性だった。そして、連行していた警官の一人は若い婦人警官。
さて、同じ公務員でも、着ぐるみのほうを応援してしまうのは、やっぱり、親近感のせい?
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