司馬遼太郎の長編歴史小説を原作に、某国営放送が製作したドラマ。主演は本木雅弘さん。2009年11月29日から2011年12月25日まで足掛け3年にわたって放送されたらしい。
今から12年前かあ。このころからテレビを全く観ていないので、12年前には、わが家にはTVがなかったことになる。
司馬遼太郎はなんと10年の歳月をかけ、時代に立ち向かった人々の群像をこん身の力で書き上げた。明治の時代と同様に、今の世界もまたグローバル化の波に洗われ「国家とは何か」を考えるべき時にある。
明治の時代は、西洋の文化を追いかけていればよかった時代でもある。まさに日本は青春の時代だった。
現代は追いかけるべき背中がない。新たな産業にしろ、自らの手で作り出していく時代だ。この時代の波を導いていく力は、残念ながら政府にはない。考えてみれば明治時代も同じことだ。