tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ホタルイカ

2017-06-06 22:37:39 | 日記

新月の闇のなか、少し離れた港の灯りが、海面を照らす。波に揺られ、青白い光が時折、海面を走る。ぼくは、足を止めて光に見入る。
ホタルイカは最盛期を過ぎたというのに、出遅れた個体だろうか。一匹だけぽつんと産卵場所を求めてさまよっていた。夜も更けてくれば、その数は増してくるのだろうか。
そのホタルイカをねらってLEDライトで海面を照らし、大きなタモで海水をすくっている人々がいる。
富山湾の春の風物詩になりつつあるのだろう。

ホタルイカがなぜ発光するのか、定説はない。
天敵に対する威嚇説や、エサを集めるためという説もある。
滑川のホタルイカミュージアムには、「捕食を逃れるため」という説明があった。。
空が明るければ、イカは水中に黒い影として映り、下を泳ぐ魚に狙われる。だからホタルイカは発光することで、水中に戯れるほのかな光に紛れ、姿を消してしまうのだという。
だからホタルイカの発光発光器は、腕、腹側全面、眼球の側にあり、ほぼ全身を光らせることができる。背中にないのは、暗い海底から光る自分の身を浮かび上がらせないためだ。。
一方、腕の発光は、外敵に対する「目くらまし」のためと考えられている。ホタルイカの場合は一瞬強く光ることで、フラッシュのような残像を残して逃げるのだ。

産卵を終えたホタルイカは力付きで息絶える。命をかけて、次世代に命のリレーをしている。


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