tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

地球探検隊、ジープ島へ

2016-11-04 22:31:00 | プチ放浪 海沿い編

成田を午後9:00に飛び立ったボーイング777-200は、深夜土砂降りのGUAM空港へ。
南の島の灼熱は雨で洗われ、情熱とも間違われるいつもの熱帯の熱気はさほど感じない。
中村隊長率いる地球探検隊が、グアムから先、直径34メートルのちっぽけな島ジープ島へ向かう。メンバーは総計8名。
そのすべてが探検好きの旅行者たちだ。見たこともないような絶景を求めているという共通点でのみ結ばれている。


この歳になったら、旅といえばカンクンのような有名な超高級リゾートで、何一つ不自由のない時を過ごすのが普通だろう。
でも、ぼくの旅のあこがれはあれだ。
♪知らない街を歩いてみたい。どこか遠くへ行きたい。とおい街、とおい海。夢はるか。一人旅♪
知らない世界を見てみたい。そして自分の居場所はここではないと、あちこち彷徨い歩いている。。

こんな気ままな冒険好きの混成部隊がまとまっていくためには、やはりまとめ役が必要だ。旅の経験が豊富な隊長は、いくつもの修羅場をかいくぐって来たのだろう。詳しくは語らないが、いろんな場面で奥の深さを感じさせる。
その隊長が、妙なテンションで冗談を言い、旅中、日一日とチームは結束していく。チーム内にあって、隊長は強い求心力を持ったカリスマだ。一人一人の隊員と正面切って話をする。隊員ばかりでなく、現地スタッフにも気持ちがつたわる。ナビゲーターとも違う絶妙なポジション。
そしてすべての気持ちが、チューク環礁の父島近くの海域に生息するイルカたちとの遭遇に集中していた。
いつしかぼくも、たとえ酔っぱらっても目をマジと見据える隊長の気力に引き込まれていた。

エラ呼吸してる?と勘違いしそうなほど、水に抵抗なく垂直に潜っては、イルカのような身のこなしで浮き上がってくる一流スイマーの女性隊員。そして、ひざぐらいの深さでパニクって、バタバタしてしまう普段は一流のエンジニア。その他、ダイビングの得意な一流動画作者。一流フォトグラファーのぼく(注1、注2)、などなど。
スノーケリングのテクニックは様々だが、みな一流スイマーにしごかれて、翌日のイルカスイムの練習を必死で繰り返してる。

注1 「一流フォトグラファー」と皆から呼ばれる予定でしたが、ピンボケ写真を連発していたら、いつのまにか「隊員」に格下げされてました。
注2 ピントがあまく、柔らかな感じの昭和を思わせる写真は、非常に高度なテクニックによるものです。長くなるので説明は省略します。

イルカスイムの日、空は晴れ渡った。チュークの空は純度の高い済んだ青だ。
どんなに遠くても影でもいいからその姿を見せてくれと誰もが心の中で懸命に念じていた。そこに居てくれと、いっしょに泳いでくれ、と。
そして水平線のかなたに埋まってる夢をぼくらはつかんだ。

いくつもの背びれを見つけ、先に潜って様子を見ていたインストラクターが「入れ」の合図。船から静かに海に入ると、いた。。イルカが泳いでいる。
喜びを身体中から発散させて、じっとしておれないものもいれば、追いつくはずもないのにイルカの後を追って必死でフィンを蹴っているものもいた。

パニクってバタバタしてしまう一流のエンジニアは、イルカに会えた感動で涙を流すと思いきや意外と冷静。一番、興奮してたのは隊長で、後でインストラクターから、あんまりはしゃぎすぎないようにと怒られていた。


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