tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ランチde世界放浪(48)

2014-10-22 21:51:44 | ランチde世界放浪

 弥助
  住所 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内本町90
   0183-62-0669

緑と踊りと雪の羽後町は、そばの里だ。
「おら家のおたふく めったにないごと びんとて髪結った お寺さ行ぐどて そば屋さ ひかかって 皆に笑われた」

盆踊りの地口にあるように、カフェとか茶店とかめったにお目にかかれない羽後町では、そば屋が古くからの社交場。
その文政元年創業の老舗。弥助さん。他にはない独特の風味とコシで地元に知られている。
2×8そばで粉を配合し、つなぎにフノリを入れた麺。
ツユは、鰹節・煮干し・昆布・醤油・・・かな。
そばもツユも冷やして食べる「冷やがけ」でいただくのがてっぱん。
穏やかな香り穏やかな風味で、歯ごたえが良く、上品な味わい、喉越し。

フノリをつなぎに使うのは、新潟県の小千谷付近の流儀。
元祖弥助は、今から200年前の文化年間。。
大阪の砂場でそば打ちの修業をしてきた百姓家の7男坊の弥助が、二万石橋のたもとに『弥助そば』を開いたのが始まり。
当時、東北にはなかった、つなぎにはフノリを使った白くて細いそば。そのころから、冷たいかけだけ。
それが街道を行き交う旅人や、市に集まる商人たちの人気を呼び、「冷やかけ」が西馬音内のそばとして定着。
この地の西馬音内盆踊り、富山市八尾の緒わら風の盆。ともに、優雅で流れるような上方風の美しい踊り。
おそらく、フノリをつなぎに使うそばも、新潟・富山と接点があったに違いない。


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