goo blog サービス終了のお知らせ 

tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ランチde世界放浪(24) 

2012-11-08 22:57:15 | 日記

 

ドラキュラに会いに行くよ
 レストラン ルーマニア  
  住所 東京都中野区本町1-32-24 1F
   03-5334-5341

山口にいた頃、ルーマニアの首都ブカレスト出身の研究者と一緒に仕事をしたことがあった。
もう、10年も前のことだ。
当時、東欧に属するルーマニアは、1989年の革命以降、高いインフレに苦しんでいて生活水準の低下が続いていた。そんな状況だから、国の研究所の研究者と言えども、研究費の潤沢な日本へ出稼ぎに来らざるを得ない状況にあったのだ。
研究費が少ない分、お金があまりかからない基礎研究が強く、最先端といった研究からは程遠い地味なテーマが占めていた。
ルーマニアの工業といえば織物工業だ。絹製品を始め、良質で東欧独特の織物が生産されている。
だが、2007年にブルガリアとともにEU加盟してから、ルーマニアの経済は一変したことと思う。
詳しくは知らないが、トウモロコシ、キャベツ、羊毛などの農産物の世界シェアが高く、ルーマニアは農業国のイメージがある。見せてもらった写真のニコラエ・チャウシェスクが造成した宮殿は、ペンタゴンに勝るとも劣らない立派な建造物だった。

話は変わって、東欧の人々は話好きのイメージだ。犯罪者ばかりのようなロシアとも、冷たい視線で他人を貫くフランス人とも全く違う温かいまなざしを持っていて人懐っこい。
注文を取りに来たのも東欧の色白、金髪の美人女性。ホール担当は金髪のお姉さんが2人なのだが、もう一人の美人は、バーのカウンターの中で、ずっと携帯でお話し中。・・・やっぱ、東欧。。
ルーマニア料理は、オスマン帝国領からハプスブルク家のハンガリー王国領となった歴史もあり、いわゆる欧風といった印象だ。頼んだキッシュは、卵、生クリーム、ひき肉や野菜がたっぷりで、かなりのボリューム。食べごたえがあった。

帰り際、サーブしてくれた女性が、片言の日本語を交えていろいろと話しかけてくれた。近くに住んでいるの?とか、仕事は何?とか、行ったのがハロウィン前だったので、ぜひ、また来てとか・・・。もう、重なる質問攻めとトーク。
なんでも、お店でハロウィンのプレゼントを用意するらしい。・・・やっぱ東欧。
「ドラキュラに会いに行きたい」と応じたら、ルーマニアの自宅に招待されてしまった。
こんなコミュニケーションが、ランチde世界放浪のだいご味だ。ランチが楽しくなってくる。


ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村
記憶に残るお弁当 下田ダイバーズ