(Entry 194~197/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
あまりにも物覚えの悪いぼくらゲストに、ガイドの清田さんが覚え方のコツを伝授してくれる。
「この樹はね。返事と覚えておけばいいんだよ」
こっちは、そのキーワードの「返事」すら覚えられないのだが・・・。
「返事の樹」とはハイノキ(はいのき科)のことだ。
屋久島を分布の南限とする常緑低木で、高さ2~3m。葉は長さ4~7cmで、葉のつけ根に、純白の花を密につける。
径1cm程で花冠が5つに分かれている。今の時期はこの花が満開だ。
高い梢に咲く小さな花が花びらごと落下するものだから、幼少のヤクスギの葉にほつんと乗ったそれを見て、ヤクスギの花と思ってしまった。
和名は「灰の木」。灰汁を取るため枝葉を焼き、灰を作ったことによるらしい。
今回の屋久島ツアーのメンバーで、ヤクシマシャクナゲ(つつじ科)を見ることができたのはぼくだけ。
というのも、他のメンバーよりも一日先に屋久島入りして、大忠岳に登ってきたからだ。
あいにく霧で、大忠岳の頂に凛と立つ巨石を十分に見ることはできなかったのだが、所々に咲いていたシャクナゲがきれいだった。
屋久島特産のシャクナゲ。標高1000m以上でしか見れない常緑低木だ。紅色や桃色の花をつけ盛りを過ぎると純白になる。花びらは5枚。
古くは岳参りの手土産としてその蕾(つぼみ)を手折って持ち帰り、親類に配ったらしい。今それをやると自然破壊ということでうるさいらしい。
屋久島町の町花。崇高な花。
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