(沖縄戦の終盤。沖縄と同様に、球美の人々は侵攻してくるアメリカ軍だけでなく日本軍によっても生命を奪われた。)
島唄よ 風にのり (島唄よ 海の向こうの本土まで届けておくれ)
鳥と共に 海を渡れ (亡くなった人々の魂を、沖縄の悲しみを)
島唄よ 風にのり届けておくれ (島唄よ 海の向こうのニライカナイまで届けておくれ)
わたしの涙 (亡くなった人々の魂を、私の思いを)
沖縄地方の冬は10月ごろから吹きはじめるミーニシではじまり、3月ごろに吹き荒れる沖縄のウミンチュ(海人)に昔から恐れらてきたニンガチカジマーイ(2月風廻り)で終わる。シベリア生まれの寒気に上空を覆われるこの時期は、北風が吹きつけ晴れたと思ったら小雨がばらつく、沖縄地方独特の冬の天気が続く。また、晴れていても薄い雲が張ったようなパッとしないような空が多い。
ツアー最終日は、時々、雨が強く降る天気だった。それでも道路の脇には、カタバミやシロツメクサ、オニタビラコ、リュウキュウコスミレ、ルリハコベ、ヒルザキツキミソウが、けなげにも寒さに震えて咲いていて、雨に憂えるぼくらをなぐさめてくれていた。
シーズンオフのこの時期、“わ”ナンバーのレンタカーもめったに通らず、ひっそりとした雰囲気がある。
再び巡ってくるであろう暑い夏にむけて、充分なエネルギーを蓄える期間なのだろう。
忙しく過ぎ去っていくような夏の喧噪とは違う本来の球美島を体験することができるようで、寒い冬のこの時期こそ、球美に魅力を感じてしまう。
この木、何の木っすか?気になるんすけど・・・
「きゃー、下り坂なのにバックする」
「ギヤがリバースになってね?」
「これがあれ!」
「あれっすか?」
「ガオ~」
気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。
にほんブログ村