【撮影地】 千葉県夷隅郡大多喜町堀切(2009.3月撮影)
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春の日差しに誘われて、越冬した虫たちも活動をはじめた。菜の花の咲く陽だまりの草むらを覗き込むと、多くのてんとう虫が、ところせましと動き回っている。一匹が見つかれば、そのそばには数匹が見つかる。きっと、集団で冬を越したのだろう。まだアリマキがいないこの季節なのに、まるで太陽光をエネルギーとでもしているように、せわしなく動き回っている。恋の季節に備えて、つれあいを探すのに一生懸命なのだろうか。
てんとう虫の赤と黒のコントラストは実に艶やかだ。表面には光沢があり、ちいさくてころころとしていてかわいらしい。てんとう虫の名前の由来も良い。漢字で書くと「天道虫」で、一番高いところまで上って空にはばたくところからつけられたらしい。だが、冬眠からさめたばかりだからだろう。菜の花の茎にしがみついては、何度も足を滑らせて地面に落っこちている。
もうすぐ、風に乗って飛べる季節がやってくる。それまでは、がんばって高いところに登る練習。
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