山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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西沢渓谷(その1)

2009-02-21 | 山梨の山

海南島に出発する前に西沢渓谷に行ってきました。
ここにはたくさんの滝があり、冬季には凍るので有名です。
下車駅は中央線の山梨市駅です。
駅は改装され、立派になっていました。



駅からバスに乗りました。
途中、富士山が見える場所があります。
バスの運転手がその場所で停車してくれました。
なかなか親切な運転手さんでした。


バスを終点で降りました。
そこからしばらく歩くとゲートがあります。
冬季間はここから先は車が入れません。
人間だけは歩いて入れます。



道には雪が残っていて凍り付いていました。
この手前でアイゼンをつけました。
入口までは淡々とした道が続きます。





しばらく行くと吊り橋がありました。
ここは春の新緑や秋の紅葉がきれいな場所です。
ツアー客もたくさん入るようです。
この時期はそれなりの装備をした人しか入らないようです。




吊り橋を渡ってしばらくすると立派な看板がありました。
何度かここにきていますが、その時にはありませんでした。
最近できた看板のようです。



この右に田部重治の文学碑がありました。
時間がないので立ち寄りませんでした。
登山道に雪が出てきました。
気温は0℃に近かったようです。
雪がガチガチに凍り付いていました。




遠くに白く雪を被った山が見えます。
雁峠のようです。
この時期は木の葉っぱが落ちて遠くがよく見えます。
これから葉っぱが出てくると見えなくなる景色です。
山の上は風が吹いているようでした。





登山道に沿って沢が流れています。
小さな滝がたくさんあり、氷結することで知られています。
しかし今年はあまり凍っていません。
ここにも暖冬の影響があるようでした。




それでも登山道の脇にはツララが下がっていました。
道はツルツルに凍り付いている場所もあります。
ここを歩くにはアイゼンがないと危険です。
過去にも滑って落ちる事故が何件かありました。




雪がない時にはたくさんの人が訪れます。
登山道が狭いのですれ違いにたいへんです。
ツアー客が入ると渋滞になる時もあるようです。
あまり有名になるのも考えものだと思いました。




危険な場所にはクサリがついています。
この時期はクサリも冷え切っていて手で触るとくっつきます。
冷凍庫の中のようでした。



新しい滝が現れました。
上のほうから流れている滝は凍りついています。
この時期は人も少なく静かな歩きができました。
まだ奥に進みます。