山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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北八ヶ岳(その8)

2009-02-17 | 八ヶ岳

やっと茶臼山の頂上に着きました。
ヒュッテを出てから、1時間15分です。
標高2283m、かなり広いですが展望はよくありません。
左に行くと展望のよいところがありますが、パスしました。
真っ直ぐ、縞枯山に向かいます。



このあたりはかなり雪が深いようです。
冬山には鳥もいないようです。
静寂な世界でした。



いばらくすると、明るいところに出ました。
ここは枯木ばかりです。
冷たい風がかなり強く吹いていました。
夏なら気持ちよいのですが・・・
なかなか思うようにならないものです。



分岐に標識がありました。
左に行けば五辻に出ます。
我々は縞枯山のほうに向かいます。



前日の素晴らしい青空はどこに行ったのでしょう。
まるでシロクロ写真のようです。
どんよりした空からは今にも雪が降ってきそうでした。



枝に氷の結晶ができていました。
太陽が当ればキラキラ光ってきれいだったと思います。
ガラス繊維でできたお菓子のようでした。




こんな景色がしばらく続きます。
夏だとこのあたりにもいろんな高山植物が咲いています。
今は雪の中で静かに眠っているようです。



標高2387mのポイントです。
右に行けば展望が開けます。
この日の天気ではどこに行っても同じです。
ひたすら縞枯山に向かって歩きました。



木の枝にビッシリと雪が凍り付いています。
まるで花が咲いたようでした。
気温は相変わらずマイナス15℃から上がりません。
歩く足音が乾いて聞こえました。



木の枝に氷の結晶ができています。
手袋をバックに撮ってみました。
羽毛のように見えるのもあります。
なかなかきれいでした。



小さな枝にビッシリとできています。
「エビの尻尾」と呼ばれています。
雪氷は風が吹いてくる方向に成長します。
ここは風も強い場所のようでした。
もうすぐ縞枯山の頂上です。