しばらく登ると展望の良いところにでました。
左が東天狗岳、右が西天狗岳です。
2つを総称して天狗岳と呼んでいます。
西天狗のほうが少し高く(2646m)、三角点があります。
東天狗の稜線がよく見えました。
シラビソが立ち枯れしています。
ここには縞枯山という山があります。
このような立ち枯れ現象がみられます。
原因はよくわからないそうです。
下からは新しい木が芽生えていました。
登山道がまっすぐついています。
夏は石がゴロゴロしていて歩きにくい道です。
雪が積もると歩きやすいです。
特に今回は雪が締まっていました。
樹氷のトンネルです。
周りは静かで雪を踏む音しか聞こえません。
気温は相変わらずマイナス12℃から上がりませんでした。
しばらくはこのような登山道が続きます。
雪は2mくらい積もっているようです。
雪道は紫外線が強いです。
目の弱い人はサングラスが必携でしょうね。
ここに生えている木はほとんどがシラビソです。
ところどころに立ち枯れが現れます。
夏はそれほど感じませんが、雪があるときれいです。
青空に向かって真っ直ぐ背伸びしていました。
シャクナゲが寒さに耐えていました。
冬の間はこのように葉っぱを丸く閉じています。
花芽もしっかり閉じて春を待っているようです。
ネパールで見たシャクナゲよりかなり小さいです。
厳しい環境なので大きくなれないようです。
石に雪がきれいに積もっていました。
まるで大福餅のようです。
ここの雪はサラサラしたパウダースノーです。
風のいたずらでこのような形を造るようでした。
シラビソに程よく雪がついています。
どれもクリスマスツリーのようです。
青空によく映えていました。
正面に浅間山が姿を見せてくれました。
真っ白に雪を被っています。
今月2日に小噴火を起こしました。
火山灰が東京まで飛んできたそうです。
しばらくは油断できない山です。
振り返ると天狗岳がまだ見えました。
冬は夏より空気が澄んでいるのでよく見えます。
東天狗の頂上もだいぶ小さくなりました。
素晴らしい景色になかなか足が前に進みませんでした。
枝の先端まで雪が凍り付いています。
まるで花が咲いたようでした。
青空が目に痛いようです。
こんな日は滅多にないと思いました。
立ち枯れした木にも雪が付いて凍っています。
立派な絵になっていました。
風が時々吹いてきます。
耳が痛くなるような冷たい風でした。
もうすぐ中山展望台です。