山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

北八ヶ岳(その6)

2009-02-11 | 八ヶ岳

高見石の下に真っ白に凍りついた「白駒池」が見えます。
その奥に船を引っくり返したような山が見えます。
荒船山です。
春先に登ると新緑とヤマツツジが楽しめます。
登山道には琺瑯(ほうろう)でできた標識が残っていました。



少し左には浅間山がきれいな姿を見せていました。
薄く煙が見えます。
この1週間後に噴火しました。
しばらくは目が離せないようです。



高見石小屋に別れを告げて再び歩き出しました。
しばらくすると標識がありました。
ここを左に曲がって白駒池に向かいます。




シロクマが木にぶら下がって遊んでいます。
どうやったらこんな姿ができるのでしょう。
風にゆらゆら揺れていました。
春まで餌はいらないようです。



池の近くに白駒荘という小屋があります。
冬季は閉鎖されています。
雪が解ければボート遊びなどもできるようです。



高見石から下に見えた白駒池です。
全面凍結しています。
青空に真っ白な雪原が映えていました。


池の途中まで歩いた跡があります。
向こう岸まで歩けるようですが、時間がないのでパスしました。
10mほど歩いて見ましたが、雪が膝くらいまでありました。
氷の厚さは10cmくらいあるようです。



再び標識がありました。
これから麦草峠に向かいます。
近くまで車が入れますから、雪が解ければ賑わうところです。
この時期に歩いている人はいませんでした。



倒木の根っこにシロクマがたくさん遊んでいます。
雪がなければ何でもない倒木です。
雪と風が作った芸術品でした。
それぞれみんな違う姿をしていました。



やがて白駒の奥庭と呼ばれているところにでました。
ここで小休止です。
誰かのザックからウイスキーのポケットビンがでてきました。
山では普段飲みませんが、ここまでくれば小屋はすぐ近くです。
お湯割にして体を温めました。



奥庭のようすです。
夏は高山植物の花が楽しめます。
雲一つない青空が広がっていました。
風は相変わらず冷たかったです。





茶臼山とその右奥に縞枯山が見えてきました。
明日はあの山を登ります。
今日のような天気は望めないかも知れません。
落ち着いた感じのする山です。




麦草ヒュッテが見えてきました。
このあたりにも高山植物がたくさんあります。
2年前の夏に今回の逆コースを歩きました。
ここでキソチドリに出会えて嬉しかったことを覚えています。
この夜は家族連れが一組いただけで我々だけの貸し切り状態でした。
薪ストーブを囲んで遅くまで談笑しました。
薪ストーブは心まで暖かくしてくれました。


しばらくブログをお休みします。
今日から海南島に行ってきます。
海南島は台湾を除けば中国で一番大きな島だそうです。
2つの山を登って15日に帰国する予定です。
北八ヶ岳シリーズは16日から再開します。