(宮尾登美子、中公文庫)
2,3年前、日本滞在中、長崎の本屋で、新刊「錦」を見た。
買いたかったのだが、、新刊であり大作なので、値段も良いが、旅行者には、大き過ぎる重過ぎるで
あきらめた。 その時、文庫になったら、必ず買うぞ~~、と思っていた。
2日前、その文庫を、San JoseのKinokuniya Book Storeで見つけた。
文庫で500ページ弱。 が、1日半で読み終えた。
私は、着物ビギナーなので、詳しくは知らないが、それでも、豪華絢爛な「龍村の帯」は、茶道本や
着物本の写真で、時々見かけていた。
何せ、帯一本が、家一軒分の価格に相当するという高級帯を作る店である。
この宮尾登美子作「錦」は、その「龍村」初代をモデルにした小説である。
かなりドキドキして、最初のページをめくった。
私は、同じ作者の「松風の家」の大ファンなので、もしかして、この本も、それに匹敵するかな、、
という期待があった。
が、、残念かな、、 「松風の家」を越えてないと思った。
しかし、茶道を始めて、古来の「裂地」に興味を持ち始めた私には、いろいろ参考にはなった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます